11月10日、小学校4年の筒井君とマイボートで大阪の岸和田沖へ釣行した。残念ながらこの日の釣果は芳しくなかったので、今回は、10月27日に釣行した際に、試したタチウオテンヤの検証結果とともに紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・有吉紀朗)
北風と波のため岸よりを探る
11月9日、筒井君に翌日予想される風向を天気図で予報させ、日の出時間、月齢を調べさせた。ボイス・バロットの法則と潮の大きさと月の関係を小学生レベルで教える。
10日は真っ暗な港をゆっくり出港。週末とあって各波止には、タチウオ狙いの人が多い。岸和田一文字を通過すると予想とおりの北風と波。沖は難しいので岸よりでタチウオを探す。魚探でベイトを探すものの、なにも映らない。鳥もいない。
ボートから引き釣りで狙う
ボートから狙う湾岸タチウオは、岸からの釣りと同じタックル、同じ釣り方。しかもテンヤ釣りならタダ巻きでも魚がいれば釣れるので、サビキ釣りからのステップアップにちょうどいい。
とりあえず、ルアーロッドにPEライン1号を巻いたスピニングリールを用意。リーダーは食いが悪い時はナイロンがいいと書いてあったので、ナイロンリーダー8号15cm。これにタチウオゲッターを付けて投げる。エサはキビナゴ。
数投するもののアタリがない。東の空が、ぶどう色になる絶好の時間なのに・・・。しかし、ここで船酔い発生。筒井君は休まず、カウントダウンやアクションを加えたりするが釣れない。釣らせたいが、釣れない。
タチウオ2匹を確保するものの筒井君に釣らせることはできず、徐々に波のない岸和田旧一文字内側エリアに向かう。潮通しが悪く期待薄。青い顔色のまま時合は過ぎて午前7時過ぎに帰港となった。
タチウオテンヤを比較検証
ボートからキャスティングで狙うタチウオテンヤ。前回釣行時の10月27日には時合いにタチウオが入れ食いだったので、テンヤをあれこれ試してみた。スタイルは、岸からキャストするタチウオテンヤと同じ。
使用したのは、
1.タッチポン
2.快適波止タチウオテンヤ
3.タチウオゲッター
4.無印ミニタチウオテンヤ。
エサは、キビナゴとワカサギ。
この中で1番釣れたのは、3のゲッター、次が、2の快適波止、そして4の無印。やはり時合いが短いので、手返しのしやすさは、3のゲッターが1番だった。
ハリ先、価格、その他
ハリ先のシャープさは2の快適テンヤが1番。4の無印は、なまりやすいが研ぎやすい。またすぐに変形するが、魚をバラすまではいかない。
価格は4、2、1、3の順で高くなっている。
ヘッドの夜光部分は、2の快適波止と3のゲッターの蓄光度は時間、輝度とも同じ位。私は薄明時には紫外線ライトで光らせる。チャターやスピンテールとともにテンヤを目立たせるのには、効果がある。アシストフックは、ショートバイトには効果があるようだが、食いが立った時は手返しの邪魔になる。
エサについて
テンヤに付けるエサはキビナゴ、ドジョウ、イワシ、サンマなどあるが、1のタッチポンや3のゲッターはキビナゴやワカサギ以外は付けにくい。周りで白っぽい色のルアーで反応がある時は、ワカサギにアタリが多い。タチウオの多い時は干したシシャモやサンマ、よっちゃんイカでも釣れた。
引き釣りをする漁師はビニールひもを細く切ってルアーのようにして使っている。いろいろ試してみるのは楽しい。結局自分のスタイルに合ったテンヤが1番使いやすい。
<有吉紀朗/TSURINEWS・WEBライター>