三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの山下健二郎さんが、世界初の釣り専用水上バイク『Sea-Doo FISH PRO』で東京湾シーバスゲームにチャレンジ。水上バイクならではの楽しみ方を発見した。
(アイキャッチ画像撮影:HOT WATER・丸山 修)
目次
移動も楽しい「水上バイク×釣り」
感覚を取り戻したところで、いよいよ桟橋を離れる。河川内は、引き波を立てないよう速度を抑えて下る。
やがて、ディズニーリゾートの一角が見えてくると視界は一気に広がり東京湾に出る。ベタナギの海をアクセル全開。キャップを飛ばしながら、そのスピード感を味わう。「いや~、楽しいですね」と、しばらく滑走を楽しんだあと、オープンエリアで魚探を見ながら反応を探す。
中層の魚群に合わせルアーを通すが反応なし。見える範囲に数隻のプレジャーボートも見えるが…。「アタックしてこないので、シーバスや青物じゃなくボラかもしれませんね」と健二郎さん。
ストラクチャー撃ちに変更
そこで、ストラクチャー周りの釣りに変更。ゲートブリッジを抜け、沖堤の杭に沿って平行にキャスト。
チョイスしたルアーは、ジャクソンの「鉄PAN Vib」の26g。カラーはライブイワシ。さすがのキャストコントロールで杭から30、40cmのところに着水。水深7~8mを一度ボトムまで沈めてからリトリーブ。
ボトムからの巻き上げで連発!
すると、いきなりガツンとバイト。「来ました~」と、ファーストヒットは40cmクラス。このあと、移動が奏功してサイズアップ&追釣。いずれもボトムからの巻き上げ直後にアタック。最近、プライベートでも通っていたターゲットだけに、慣れたやりとりで連続ヒットさせた。
小回りが利く点が釣りに有利
さらに、壁沿いの操船も難なくこなすのはさすが。ひと通り流して打ち終わると、潮上り(元の位置に戻る)を繰り返す。
プレジャーボートや大型船と違い、小回りが利くので、このようなポイントでは有利。安定性もバツグンで、横向きに座った状態でも揺れはまったくなく、安心してルアーキャストできる。
移動時間短縮で「濃い」釣りを満喫
しばらく楽しんだあと、クルージングを兼ね、羽田沖へ。平らな海を滑るように疾走。機動力をいかした水上バイクなら移動時間を短縮できる。旅客機の離着陸を間近にみて走る姿は、トム・クルーズの映画でみたようなシーンに似ている。
羽田沖は不発
一級ポイントのD滑走路沖をあちこち攻めるが今ひとつ。1時間ほど粘って、再び浦安沖へ戻る。だいぶ日も傾いて、いよいよ回遊魚のゴールデンタイムに突入。
鳥は低く飛び、魚探にはベイトの反応もある。連日、ボイルが発生するという情報に期待して待機するが…。残念にもナギ倒れなのか、ルアーへの反応はなく、風が冷たくなってきた16時すぎに終了。
最後の難関「着岸」も無事クリア
桟橋まで戻ってくると最後のハードル。そう、着岸が待っている。終始笑顔だったが、さすがにここは慎重になる。ゆっくり艇を進め、なんとか右舷着岸に成功、帰路に就いた。