シンガポールの仲間と合流してピーコックバスをシンガポールで狙ってみた。ピーコックバスもアフター時期で、スピナーベイトなどに激しくバイトしてくる。50アップなどナイスサイズに出会えた海外遠征となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・加藤誠)
ジャークベイトでピーコックバス狙い
このピーコックバスは、私にとって10年来の夢でもあり、このような機会に恵まれてとても興奮気味に臨んだ。
某所の住宅街から森に入り、GPSを頼りに道なき道をかなり歩き、ようやくたどり着いた湖はとてもクリアウォーターで美しく、同時にクリアウォーター故の難易度の高さを感じた。
ピーコックバスと言えば、トップウォーター、バズベイトで派手に水面を割るイメージで、それを期待していたが、ガイドしてくれたフレッド氏は大きめのジャークベイトを渡してくれた。
連続ショートジャークで狙う
ショートジャークを連続し、ステイは1秒程度でスピード感のある釣りで広範囲をサーチ。しかしこの日、この時間のピーコックはそれを好む気配がなく、シャッドテールのソフトベイトをセットしたジグヘッド、ビスケイミノーにチェンジしてみる。
ロングキャストから着水と同時に強いサミングとスイミングフォールで、おおよそ8m辺りまで落として、ピーコックがフォールするルアーを追い詰めるようなスローな釣りを試す。ルアーがタッチダウンするかしないかでリーリングを入れ、中層辺りまでスイミングさせる。
50アップのピーコックバスがヒット
何度目かのスイミングフォール中に微かなバイトを感じ、スイープなフッキングをすると、凄まじいパワー感がロッド全体にのし掛かってくる。そうかと思えば、突然テンションが抜ける。つまりピーコックは各方向に突っ込んでいる。必死で対応しようとするが、今度は突然のジャンプでさらにラインテンションが抜けてしまい、フックアウト。
隣で見守っていたフレッド氏は大声で悔しさを表現してくれた。彼の目視では50アップを超えていたと言うから実に悔しい。が、このミスのお陰で、食わせのパターンを再現でき、次々とキャッチに成功することができた。
トータル7バイトのうち、5キャッチできた。
スピナーベイトに激しくバイト!
ほかの使用ルアーはGOMOKUスピナーベイトだった。これは、とても激しいスコールが数時間続いてる時間帯に、中層リトリーブで激しくバイトしてきた。リトリーブ時に心掛けたのは、速度よりもラインテンションが張りすぎて人工的かつ不自然になり、スイミングバランスが崩れないことを意識した。ここは、地元でいつもやっているタイラバと全く同じだった。
使用したリールはバンタムHGで、とても軽いスプールで軽いルアーや向かい風が吹いた時も、ストレスなくスムーズに連続してキャストできた。また、構造上高剛性でありパワフルなピーコックのファイト時にも、ボディは一切歪むことなく各パーツがしっかりと機能していた。
セットしたロッドは、4ピースで、TBC684MX/BBを使用。今回の対ピーコックのセッティングでは、前途のロッド、リール、スピナーベイトに、PEライン1・5号、リーダー20ポンドがタックルバランスとして最適だった。