10月2日に福井県の鷹巣沖へ釣行。早速釣友2人とともに、半年ぶりのジギングを楽しむべく、早朝から北陸へと車を走らせた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・諸田知明)
鷹王丸でオフショアジギング
今回当初は小浜方面への釣行予定だったが、青物の情報不足となじみの船にすでに先約があった。
そこで本紙オフショア釣況で目についたのが、福井県福井市鷹巣漁港から出船している鷹王丸。
釣況では大ハマチに中~小型のヒラマサが釣れているらしい。今回当初は小浜方面への釣行予定だったが、青物の情報不足となじみの船にすでに先約があった。
そこで本紙オフショア釣況で目についたのが、福井県福井市鷹巣漁港から出船している鷹王丸。釣況では大ハマチに中~小型のヒラマサが釣れているらしい。
ジギング復帰戦には手ごろな相手といえるだろう。
鷹巣漁港から出船
今回の同行者は職場の同僚の千葉君。オフショアは2回目だが、初めてのタイラバで好釣果を上げており、今回もやる気十分。
ジミー大西さんに似ているので、職場ではもっぱらジミーと呼ばれている。
途中釣友のHさんを拾い、一路鷹巣へ。午前6時半に現地に着き、船長にあいさつをして船にタックルを積み込み、いざ出船。
大ハマチ&ヒラマサ狙いへ
まずはうわさの大ハマチを狙うようだ。
大ハマチとはハマチと呼ぶには大きい、ワラサと呼ぶには小さい、55~60cmぐらいのいわばどっちつかずの大きさのブリ族だ。
まずはドテラ流しで狙うが、2流ししても船中ヒットはなく、早々に船長から「根周りに行きます」とアナウンス。
狙いはヒラマサだ。船長に最近の傾向について聞くと、セミロング系のジグにヒットが多いが、TG系やノーマルジグでもヒットがあり、何ともパターンがつかみにくいとのこと。
取りあえずはセミロングジグを落とし、スタンダードなワンピッチジャークで探ってくる。
ファーストヒットはヒラメ
ここでトモの同船者にヒット。上がってきたのはヒラメだ。さらに同じ人にもう一発。
キャッチしたのは本命ヒラマサ。60cmあるなしのサイズだが、イエローラインがきれいなほれぼれする魚体だ。
だが、後が続かない。
船長は細かく小移動を繰り返してくれるが、Hさんが食べごろサイズのマダイをキャッチした以外は大した事件は起きず、ここで船長は大移動を決断。
大きく南下して越前岬方面に舞台を移すこととなった。
越前岬方面で大ハマチ連釣
到着すると海面近くを飛び回る鳥の群れ。期待十分だ。
開始してすぐにHさんにヒット。フォールでヒットしたというそいつは、中層でもラインを引き出して暴れまくる。
そしてネットに収まったのは、丸々と太ったうわさの大ハマチだ。さらにトモでもヒットが続き、次々に大ハマチが取り込まれ、時折40cm強の普通サイズのハマチも交じる。
トモでは極太のサワラまで登場。そして、ジャークがサマになってきたジミーに待望のヒットだ。
職場では絶対見せない真剣な表情で、大ハマチの引きに耐えるジミー。そしてビギナーの初物は絶対逃すまいと、船長が魂のネットイン。
筆者にも待望ヒット
ようやく笑顔になったジミーを記念撮影した時、はたと気づいた。
釣ってないのは私だけだ。これはまずい。人の釣果を喜んでいる場合じゃない。ここから真剣モード。重量級のロングジグからSLJまでありとあらゆる手段を試す。だが気持ちとは裏腹にヒットが遠い。
後ろのHさんのボソッとした「はよ釣れ」の言葉がさらに焦りに拍車をかける。船中では連発ではないが、単発でヒットがある。
そしてジミーには2匹目の大ハマチがヒット。魚はいるのだ。
半年ぶりのジギングでカンが鈍ったんだろうと、言い訳が頭の中をぐるぐるし始めたころ、SLJのタックルでついにヒット。
絶対に、絶対にバラせない魚だ。
いつも以上に慎重にファイトし、魚がネットに収まった瞬間は、涙が出るほどうれしかった。