コノシロ引掛け泳がせ釣りで87cmランカーシーバス御用【三保海岸】

コノシロ引掛け泳がせ釣りで87cmランカーシーバス御用【三保海岸】

昨年より早くスタートしたコノシロパターンでのシーバスゲームも少しずつ釣果が出るようになってきたため、調査を兼ねて10月17日に釣友3人と三保海岸に向かった。ワラサ・ブリにシーバスが釣れているようだ。今回は、胴突き仕掛けのコノシロ泳がせ釣りで挑戦だ。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永井 航)

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はじめまして。釣りの守備範囲は金魚から大型青物まで!大学では海洋生物を専攻していたので多角的な分析もしたいと思います。

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胴突き仕掛けのコノシロ泳がせ

今回はルアーも使うが昨シーズンに課題が残っていたコノシロの泳がせでの釣果を目指した。昨年は、遊動仕掛けを使うもカケアガリでラインが擦れてしまい高切れを何度かしてしまったため、今年は胴突き仕掛けを使用してみた。

暗い間はコノシロを引っ掛けて泳がせをしようと考えていたため、早速胴突き仕掛けを使用した。コノシロを待ちながらキャストをしていると回遊してきたようで、仕掛けにゴツゴツと当たり始めたため素早いリフト&フォールでコノシロを引っ掛けた。

今年はまだ群れが少ないのか、数m間隔で並んでいた釣友には全くコノシロが当たらないという場面もしばしば見られた。

コノシロ引掛け泳がせ釣りで87cmランカーシーバス御用【三保海岸】当日のタックル(作図:TSURINEWS編集部)

早々にヒットもフックアウト

コノシロを泳がせて数分でドラグを緩めていたリールから糸が走り始めた。確実に何かが咥えて泳いでいるようだ。

この泳がせ釣りでの合わせは魚の動きを見て判断する必要がある。場合によっては向こう合わせでも大丈夫だろう。アワセる瞬間は泳がせ釣りで最も緊張する場面だ。

あっという間に10m以上糸が出たのでドラグを絞めてテンションを掛けてから魚の反応をみると竿に重量感が伝わったので強めに合わせた。 締めたドラグから糸が出され、パワー的に青物かなとも思った矢先、掛かり所が良くなかったのかすぐにフックアウトしてしまった。

60cm級シーバス登場!

コノシロはまだ私の前にいるようで気を通り直して再びコノシロを泳がせた。コノシロは引っ掛けられるとはじめは暴れるが少しすると体力を使い果たすためか大人しくなる。そうなってからは糸を張らず緩ませずで泳がせると良いだろう。

しばらくすると大人しくなったコノシロが急に暴れだした。暴れ出すという事は、周辺にコノシロを狙う大型魚がいる可能性が高い。そのため竿の様子に気を使う必要がある。

コノシロが暴れだして、すぐにコノシロが引っ張るよりも早く糸が出ていったため、様子を見ているとすぐに糸が止まってしまった。

コノシロだけ盗られたケースも考えれるが魚が止まっただけというケースもあるため、慎重に聞き合わせると先程よりも軽いが魚がヒットしているようだ。

追い合わせを入れてから一気に魚を寄せる。引きの感じからシーバスのようなので、エラ洗いに注意しながらやり取りし寄せ波に合わせてずり揚げた。

ライトで照らすと60cm中盤位のシーバスだった。居着きでは無くコノシロを追っていた回遊のシーバスだろう。コノシロパターンで釣れるシーバスとしては小型の方だか秋・冬シーズン最初の嬉しい1匹だ。

コノシロ引掛け泳がせ釣りで87cmランカーシーバス御用【三保海岸】ファーストヒットは60cmのシーバス(提供:WEBライター・永井 航)

プラグ&ジグでリサーチ

とりあえず1匹釣れたため小休憩をしていると朝マヅメが迫ってきていたためルアーに切り替えた。まずはシンキングペンシルで中層~底層にいるコノシロの近くを探るイメージで攻めた。周囲も明るくなり始めた頃に遠くでボイルが発生していたためルアーをポッパーに変え探るも不発。

魚がやや遠い事、秋冬のコノシロパターンが初めての釣友にジグにコノシロが引っ掛かるとそこにブリ等も食い付いてくる事があるという事を教え、二人ともルアーをジグに変えて広範囲を探ってみた。

もちろん言うまでもなくジグ単体でもブリがヒットする可能性も高い。

ジグに掛かったコノシロにランカーヒット!

遠投した所にはコノシロがいたようですぐにコノシロが引っ掛かった。これをややゆっくりと回収していると先程のシーバスよりも強いアタリが出てすぐにヒット。

表層でヒットし魚が暴れる波紋が見えるが、その波紋がとても大きく期待が高まる。青物のような走りをしてこないためシーバスのようだが、波紋と重量感からランカーサイズは確実だ。タックル的にはゆとりがあるものの、波打ち際近くのシャローエリアでのエラ洗いや最後の抵抗などに注意を払いつつ慎重にやり取りをしランディング。

コノシロ引掛け泳がせ釣りで87cmランカーシーバス御用【三保海岸】ランカーサイズをランディング(提供:WEBライター・永井 航)

ランディングして浜に乗ったシーバスはランカーサイズ間違いなしという風格を持ち、サイズを計測すると87cmだった。コノシロパターンでは大型のシーバスが釣れる事も多く、迫力のある釣果をあげることも可能だ。

最終釣果と今後の展望

個人的にはブリを最も釣りたかったが、この後は何も釣れず65cmと87cmのシーバスで納竿とした。

コノシロ引掛け泳がせ釣りで87cmランカーシーバス御用【三保海岸】当日の最終釣果(提供:WEBライター・永井 航)

釣友は1人がブリに近いサイズの良型のワラサを釣ったが、2人が釣果を得ることができなかった。まだコノシロ群れが多いという訳ではなく、コノシロ次第でこれから更に釣果が上向く事も下向く事もあるだろう。

今年の秋冬のシーズンは昨年よりもスタートが早く、そのために終了も早い可能性がある。また、台風がまだ発生しているため台風の接近により状況が大きく変わることも考えられる。早目の釣行が得策だろう。

<永井 航/TSURINEWS・WEBライター>

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