8月下旬と9月上旬に長崎・平戸・早福港の幸漁丸を利用してヒラマサのジギング・キャスティングへ。活性低い状況下であったが、4~6kgクラスとのファイトが堪能できた。その他、イサキやアコウ、さらにはクエなど多魚種を満喫。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・末永駿也)
目次
前回釣行時の状況
8月下旬の釣行時の状況は、水温の上昇が一つの原因と思うが、かなり活性が低くジギングで4kgのヒラマサ1尾で終了した。
船中でも8人で7尾しか釣れず、この時期は厳しいと実感した一日だった。期待したカツオもなかなか姿を現してくれなかったが、個人的にはとりあえず0尾は免れたのでよしとした。
当日の状況
そして9月上旬、再び幸漁丸でヒラマサのジギング、キャスティングへ。この日は長潮、水温26~27度、長雨の影響で少し水温が下がっていた。台風14号の影響で港の中はカフェオレ状態。沖は大丈夫かなと思いながら出船。
すると全然影響はなくベタナギ。朝はちょっと強めの雨が降っていたが、午前8時ぐらいには上がりその後は快晴。
水深60mのポイントでジギング開始
最初のポイントは水深60mからのカケアガリ。風向きは南東。午前中は下げ潮のため右舷側からポイントに入っていく(バーチカルジギングは風向き潮の流れの方向で釣座によって釣果に差が出る時がある)。
若干の二枚潮といった感じで、最初は170gのバナナジグを落としていたが、もう少し効率よく釣りがしたいと思い、200gへチェンジ。アタリはなく次のポイントへ。
午前のジギングはノーバイト
午前中は水深50~80m前後のポイントを攻めていったが、なかなか口を使ってくれない。
こういったシブい時はとにかく一番自信のある信頼できるタックルでやり通すのがベストだと思う。ジグの重さや形状、ラインの太さ、ピッチのリズムなど変化をつけてやっていくのも釣りの楽しいところ。
でもやはり使っているものを信頼できてないと集中力が欠けたりして小さな変化に気づかなかったり、最悪の場合は釣り方が雑になりがちだと思う。なので信頼できるタックルと釣り方でやり通すと、それにまたさらに磨きがかかると思う。
キャスティングに変更するも
結局、午前中はアタリはなく同船者のスローピッチジギングにヒラメがヒットしたのみで昼前の潮が変わるタイミングでキャスティングへ向かった。
ポイントへ行く船内で「ちょうど11時から潮がいきだすけんねぇ?」と船長と話しているとポイント到着。何回か流しているとジワっと潮波が立ち始めた。
時計を見ると11時3分、ちょっと興奮しながら投げ続けるが魚の反応は全くなくキャスティングも不発。
午後に待望の6㎏ヒラマサ!
そして再びジギングへ。残り時間は少ないが上げ潮に賭ける。船を南の方へ走らせこの季節から秋にかけてカンパチもよくあがるポイントへやってきた。
水深は40~50m、カケアガリの浅いとこでは30mぐらい。バナナジグのタチウオカラー170gにパワーライト、PEライン3号で初速を抑えながらもしっかりジグを動かすイメージ。キビキビというよりはちょっとゆっくりめ。
ラインが潮の流れで払い出されすぎているので、一度回収して再び落とし直す。底から10回ほどシャクった時、魚がジグにアタックする前に感じる感触(ジギングでかなり気持ちいい瞬間)。「くる!」と思いシャクり続けるとやはりガツンときた。
それと同時に2度、3度フッキングを決める。しっかりフッキングを決めた後は落ち着いてやり取り。ドラグはちょっと緩めに設定していたので、ラインを引っ張りだすヒラマサの気持ちいい突進。3度ほどラインを出されたが、そんなにデカい相手ではないのでゆっくり巻き上げてきてネットイン。
きれいな魚体の6kgぐらいのヒラマサ。ようやく釣れた1尾に自分も船長も安堵した。
船中4kgヒラマサにハマチを追釣り
その後、同船者にも4kgぐらいのヒラマサとハマチ(中型ブリ)が釣れた。私は2度もフックアウトしてしまい、貴重な2尾を逃してしまった。そのまま納竿となり、帰港。
オマケのSLJでは多魚種をゲット!
帰港後は友人の船に乗り別の海域で1時間ほどスーパーライトジギングへ。水深15~30mのカケアガリなどを狙っていく。
幸先良くフォール中にアタリがありフッキングすると強烈な引き。2kgぐらいのクエ(アラ)。その後はラッシュ。良型のキジハタ(アコウ)やイサキにヤズとスーパーライトジギングでさまざまな魚種に恵まれた。
これからイワシが平戸沖へ入ってくると同時に落とし込みシーズン到来で盛り上がるだろう。ジギングでも期待大だ。
<週刊つりニュース西部版 APC・末永駿也/TSURINEWS編>