茨城の水深100~150mの比較的浅いポイントを狙うアカムツ(別名ノドグロ)は、今季は各エリアで安定して上がっており狙いめだ。特に取り込み時は、注意が必要なので、最後の最後まで気を抜けない釣りだぞ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
今季の茨城アカムツは安定していて狙いめ
日立久慈の釣友丸では9月11日、トップ4尾。明進丸ではいい日43cm頭に1~5尾。
鹿島の幸栄丸では12日0~4尾。豊丸ではいい日トップ7尾。
タックル
基本は図の通り。口切れしやすいため、竿は軟らかめで、オモリ150号を背負える6対4か7対3調子。
リールは、PEライン2~3号を200~400m巻ける中型電動リール。慣れている人は、水切れがよく、底やアタリを取りやすい2号を好む。
仕掛け
胴突き仕掛けで、ハリは多くても3本まで。全長2~3m。
ミキイトはフロロカーボンライン8~12号。
ハリスは、同4号以上あれば問題ない。ハリはムツバリやホタバリ、アカムツ専用の16~18号。
水中ライトの色やつけるつけないは好みだが、青LEDがホタルイカの発光色と同じでお勧め。
集魚用にケイムラチューブやマシュマロボール、ティンセルなどをチモトに配す人もいる。ただ、サバが多いときは、着底前に掛かってしまい釣りにならないので注意。状況によって当たり仕掛けが変わるので、ルアーのようにいろいろ試すといい。
エサ
定番は、ホタルイカとサバ切り身の抱き合わせ。イカは胴からワタとゲソを抜いて付けたり、釣れたサバを切り身にしたりする。
釣り方
泥底のポイントが多いので、仕掛けを投入して着底したら、竿であおって海底からオモリを抜く。その感触があれば、イトフケを取り、そのまま待つ。しばらく動きがなければ竿を立て、オモリ位置を少し移動させる。
本命のアタリは、竿先をゴンゴンとたたくようなアタリで分かりやすい。上がってくるときは海面から40~50mまでは頭を振り、そのあと静かになる。海面に近づくとまた暴れだす。40cmを超えるような大型だと最初から最後まで暴れることも。アタリがきたら聞き上げて、掛かれば電動のスイッチを入れ、中低速で巻き上げる。
注意してほしいのは取り込み時。浅場で釣れるためバレると浮いてこないことがほとんど。タモ入れまで気を抜かず、仕掛けはたるませないこと。巻き上げが止まっても手巻き~取り込みまで一連の動作をスムーズにしよう。