11月3~5日の3連休の週末は、久しぶりに好天の天気予報となった。前週まで2週連続で週末にかけて台風が来て、釣りができるコンディションではなかったので、久しぶりの釣りだ。11月になりそろそろメバルも釣れるかなと期待して向かった先は、南紀の東側。他にもアジ、ハタにメッキ(ギンガメアジ)と狙う欲張りプランで楽しんだ。
ボトム付近をダートで、3投に1回の反応アリ!
まずは3日の朝から、和歌山県・那智勝浦町の勝浦港でハタを狙う。
ジグヘッドはオーシャンルーラーから発売されたばかりの『レンジキープVRmini/OceanRuler』5gにワームは『D・D・8/DreemUP』の2インチをセットし、ボトム付近をダートさせて狙う。
根掛かりに注意しながらテンポ良くダートさせると、3投に1回の頻度で反応がありなかなか面白い。
サイズは20cm前後と大きくはないが、引きは強く面白いターゲットだ。
オオモンハタばかりを10匹程度釣ったところで一時中断し、休憩を入れて狙いをメッキに変更した。
外向きのポイントは少しウネリがある所に濁りもあり、難易度が高そうだ。
何カ所かラン&ガンし様子を見るが、やはり状況は悪い。
こうなるとどこに入っても状況は変わらないと考え、濁りはあったが湯川海水浴場で良型の回遊を待つことにした。
スミスの『Dコンタクト/SMITH』を扇状にキャストし、速巻きに変則的なトゥイッチを織り交ぜ広範囲を探ると、20cm級のギンガメアジの追尾を確認した。
表層はゴミが多かったのでゴミを避けつつレンジを少し下げてやると、狙い通り同サイズのギンガメアジが釣れた。
その後はキャストコースを変えテトラ周辺を探ると、同サイズのギンガメアジと25cm級のロウニンアジを追加。
その後日が暮れるまで粘ったがメッキの反応はなく、昼の部は終了とした。
扇状にキャストで本命反応!
そして南紀の尺メバル開幕戦をすべく、新宮方面の地磯へ移動。
この日は満月の大潮で、本来であれば避けたいシチュエーションだったが、幸いにも月が雲で隠れていたので、意を決して地磯を突き進んだ。
タックルは9.1ftの尺メバル用の長尺ロッドに、シマノの2500番ハイギアモデル。
ラインはPEラインの0.5号にリーダーは1.75号で、不意の大物にも対応できるセッティングだ。
リグは10gの自作フロートにジグヘッドは0.5g前後、ワームは『マッカム/DreemUP』2.3インチで、カラーはクリア系を選択。
根が激しいポイントなので、根掛かりに注意しながら扇状にキャストし広範囲を探る。
数投目でガツンと反応が出たので、フッキングを決め強引に巻く。
それほど大きくなく難なく寄せると、本命のメバル25cmだった。
ワームカラーチェンジで大きなアタリ
ここでワームの色を超ブラックに変更し、次を狙うとすぐ反応が出た。
フッキングを決めると強烈なファーストラン。
掛けた瞬間にこれがメバルならかなりの型だろうと思えるパワーだ。
一気に勝負をかけないとすぐに根ズレしてしまうので、指でスプールを押さえて強引に止める。
そこから強引に寄せて無事にランディングしたのは、腹パンパンのグレ(メジナ)でサイズは37cmだった。
グレは海藻類を食っているだけあって、やはり黒系のワームが効果的だったのだろう。
その後も反応は続いたが、残念ながらバラシ病を発症してしまい、魚の顔も見ることができなかった。
最後は常夜灯のポイントへ移動し、お土産用に小アジを軽量のジグヘッドリグで狙った。
少し濁りはあったが活性は高いようで、1時間で20匹ほど釣れて今回の南紀遠征は終了となった。
もうすぐ冬になりメバルのハイシーズンとなるが、もう少しメッキとハタも狙えそうな感じなので、時間があれば一日中楽しんでみてはどうだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤太盛/TSURINEWS編>
三重県からは国道42号線(那智勝浦新宮道路)を南下し那智勝浦IC下車、国道42号線(熊野街道)へ入り各ポイントへ。