ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】

ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】

子供たちが待ち焦がれた夏休み。今回はそんな夏休みに釣りに行きまくっている名古屋市在住の川中さん一家と、三重県志摩市阿児町鵜方浜の西尾渡船を訪れた。メンバーはお父さんの川中憲彦さん、お母さんの倫代さん、娘さんの美月ちゃん、美月ちゃんの同級生の中西勇人君の4人。

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西尾渡船の屋形イカダ

西尾渡船といえば、なんといっても夏も冬も超快適な屋形イカダ。イカダの上に家が建っているといっても過言ではない屋形イカダは、夏は強烈な日差しを遮り、冬は凍り付く北西風を遮断してくれる。いつの季節も快適に釣りができるのだ。

ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】快適な西尾渡船の屋形イカダ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

午前5時前の一番船に乗り込み、10分ほどで屋形に到着。荷物を下ろして早速準備に取りかかる。まず朝イチはサビキで釣れているというアジと今年わいているイナダ(ツバス)を狙う。

ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】屋形の中で準備する様子(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

サビキ釣りで入れ食いに

ハリス1号のサビキをセットし、アミカゴにマルキユーのアミ姫を強めに詰め込み、水深10mの底まで落として大きくシャクって誘う。美月ちゃんも勇人君も手慣れたもので、どんどん手返しを早くしてアミエビをまいていく。程なく勇人君の穂先が震え、10cmほどの小アジが上がった。

お母さんの倫代さんは、早速泳がせ仕掛けをセットし、アジを付けて反対側へキャスト。置きザオでヒラメやマゴチを狙うつもりのようだ。

快適な屋形イカダとはいえ、朝は無風で、じわじわ蒸し暑さが増してきた。皆さん流れ落ちる汗を拭きながら、熱中症予防のためにこまめに水分を補給して、真剣に釣り続ける。

子供2人はアタリ連発で、アジにコノシロが次々上がってくる。特筆すべきはそのサイズ。アジは25cm前後の刺し身サイズ、コノシロは30cmほどもある大判だ。

ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】刺し身サイズのアジをゲット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

コノシロが3連で掛かると引きは抜群で、ハリスが切れると思うほど走り回る。お父さんの憲彦さんは、魚のハリ外しに、魚が傷まないよう締めてクーラーに入れてと大忙しだ。日が昇っても、ウミタナゴやクロサギ、サッパも交じって入れ食いが続き、あっという間にクーラーは満タン。

ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】クロサギもキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

イナダもヒット!

表層ではアミエビとそれに集まったベイトを追ってイナダが走り回っている。これを見て勇人君は「イナダが釣りたい。」と浅ダナで頑張るが、ヒットするのはコノシロ

それでも諦めずに酷暑のなか打ち返していくと待望のイナダがヒットし、してやったりの笑顔を見せてくれた。

お父さんの憲彦さんは、イシゴカイのエサでキス狙い。底をじっくりサビいてくるが、これがなかなか難しい。たまにアタリがあっても上がってくるのはヒイラギだ。

泳がせでもヒット!

そんななか、泳がせのサオに待望のアタリ。だが、重さはさほどなく、スルスル上がってきたのはダツ。大人はがっくりだが、初めて見るダツに子供たちは大喜び。「刺し身で食べる!」と大事にクーラーに仕舞い込んでいた。

昼を回るとアジもコノシロもパタッと食いが落ち、クーラーも満タンになったこともあって午後2時に納竿。子ども2人とお母さんは物足りなさそうだが、少しバテ気味で帰りたそうなお父さんの説得で、帰りの船に乗り込んだ。

今回キスこそ不発だったが、サビキはほぼ入れ食いで、アジだけでなく多くの魚が顔を見せてくれた。安心安全に多くの釣果を望める西尾渡船の屋形イカダ、夏休みに家族で釣行するにはぴったりの釣り場だ。

ファミリー釣行に最適の『屋形イカダ』で楽しむ五目釣り【西尾渡船】当日の釣果を披露(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
鵜方浜釣センター西尾渡船
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年8月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。