7月10日、夏の好ターゲット・キジハタを狙って福井県・越前エリアに釣行した。6月から何度か釣行しており、その度にキジハタを手にすることはできていたが、サイズが伸び悩んでいるため今回はサイズアップが目標だ。
スイミングで25㎝キジハタ
午前4時46分の日の出に合わせポイントに入り、タックルを準備する。
朝マヅメはキジハタが積極的にエサをとるフィーディングタイム。そして良型の魚は小アジやイワシなどの小魚が好物。4インチシャッドテールワームのテキサスリグをセットし、スイミングで狙うことにした。
ポイントは砂混じりの岩礁帯に所々海藻があり、水深は投げた先で4~5mといったところだ。
ルアーをキャスト後、着底したらハンドルを10回転巻いては底を取り直し、ボトムから1mほどのレンジを探っていく。
すると小型らしきバイトが6回続き、ワームを小さくしようかと弱気になったが、この日はサイズ狙い。我慢して巻き続けると、ガンという大きなバイトが出た。
しっかりフッキングを入れると、キジハタらしい重量感のある引きだ。根に潜らせないようゴリ巻きし、キャッチしたのは25cmのキジハタだ。
決して大きくはないが、今まで釣れていたサイズより少しサイズアップできた。
サイズアップで27㎝
同じように巻き続けていると、コツッという弱いバイトの後にガツガツッとティップが引き込まれた。
すぐフッキングを入れると今度も重みのある引き。少しサイズアップして27cmをキャッチできた。
口から小アジを吐き出していた。
ボトムを狙い連発
次は尺サイズかも、などともくろむも、時刻は7時を過ぎて朝マヅメが終わり、バイトがなくなってしまった。
キジハタは日が昇ると深場に移動したり、根や海藻などのストラクチャーに着くようになる。
今度はボトム狙いのテキダンリグに替え、目に見える変化を探して撃っていく。
遠めにうっすら見える岩の際から、20cm前後のキジハタが2連発。
こういった変化を見つけ、夏の強烈な日差しから目を保護するためにも、偏光グラスは必須だ。
その後はカサゴがポツポツとヒットし、最後にヨロイメバルを釣ったところで移動。
夕マヅメには23cmがヒット
夕マヅメを賭けられる場所があるかチェックしながら越前海岸を北上。地磯やテトラ、漁港を転々とするが、カサゴやムラソイ、ヨロイメバル、アナハゼなどが釣れたがキジハタの気配がない。
結局朝と同じ場所に戻り、夕マヅメを釣ることにした。
岩陰を撃っていくと、まずアナハゼとカサゴがヒットし、続いて23cmのキジハタがヒット。
日が沈み始めたタイミングで再びスイミングで大型を狙ったが反応が得られず、午後8時まで粘ってカサゴを追加したのみで納竿となった。
キジハタは10月まで狙える
これから10月ごろまでは楽しめるキジハタ。サイズも30cm超は珍しくないので、強気の大型ルアーで狙ってみてほしい。
またキジハタはおいしい魚だが、持ち帰っただけ釣り場から姿を消してしまう。未来の釣りのためにも、節度あるキープを心がけたい。
<週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭/TSURINEWS編>