アジと言えば大衆魚の代名詞ですか、日本各地には普通のアジより格段に美味しいと珍重されるブランドアジがいます。今回は大阪湾神戸港付近でとれる神戸ブランド「メクリアジ」をご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・南雅文)
須磨海岸の純栄丸がオススメ
須磨山の下、砂浜の続く神戸の須磨海岸にやってきました。メクリアジ釣りでは有名な「純栄丸」さんは、この砂浜の小さな防波堤から出船します。
今釣れているポイントは神戸空港周りの人工建造物。瀬といっても天然だけではありません。船長は魚探の反応を見ながらポイントを定めていきます。
釣り方解説
好調に底付近で釣れている時は連掛けを目指してみましょう。テクニックとしては仕掛けの一番上にガン玉を打って、1匹目が掛かったら落ち着いてテンションゼロから少しマイナスでオマツリしないようにしながら耐えます。
すると2匹目は掛かりやすくなるのですが、問題は口のどこに掛かるかが分からなくなり高確率でバレます。だから最初のうちは、揺れる前アタリから着実に引き込んだ時に聞き合わせして、1匹づづ確実に上アゴに掛けていけるようにしてからですね。
これだけ知っていれば半日船で30~40匹を確保して、油したたる干物が作れますよ。
こってりの秘密とは?
さて最後にこの脂はなにを捕食した結果なのか?これは私の推論にすぎませんが、同時期に始まるシラス漁でとれるカタクチイワシの稚魚がベイトになっているからだと思います。これからどんどんシラスを食べて肥え太った2年魚のアジが「メクリアジ」となって、瀬に付きますから皆さんぜひ、釣って食べてみてください。
<南雅文/TSURINEWS・WEBライター>
純栄丸