テンヤで5kg超頭にマダイ20尾 ラストで意地の良型【四季丸】

テンヤで5kg超頭にマダイ20尾 ラストで意地の良型【四季丸】

シンプルなタックルで楽しめる「ひとつテンヤ」だが、狙えるマダイは5kgオーバーと大物。そのスリルに魅了される釣り人も多く人気の釣りだ。今回、北九州市門司区の大里港から出船している「四季丸(岩本博行船長)」で、ひとつテンヤ釣行を楽しむ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 防野孝之)

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ラストで4.5kg!

さらに深いポイントに移動。時間的にもここが最後のポイントだと船長も乗船者にアナウンスした。 しかし、1kg前後や大型と思われるバラシがあったりと満足いくサイズが上がらない。

船長が「よし、ラストひと流し」と静かにつぶやきキャストした。 今までにない緊張感が船長の背中から伝わってくる。私も祈るような思いで見守り、カメラを握る手にも力が入る。

そのときだった。船長が全身を使いグインっとサオを大きく振り上げる。と、同時に「ジジジー!」とドラグ音が船上に響きわたった。サオは海面に突き刺さっている。その強引に耐えながら、船尾に移動してファイトを続ける。 そして、ようやくマダイが海面に浮いてきた。タモで上げたのは4.5kgの良型だ。

テンヤで5kg超頭にマダイ20尾 ラストで意地の良型【四季丸】最後に大型をキャッチした船長(提供:週刊つりニュース西部版 防野孝之)

船長もホッとした表情で「これでよかろうか」と、マダイを披露してくれた。船上では拍手が起こり、船長も「最後まで諦めたらいけん!やっぱりひとつテンヤはおもしろい!最高やね!いやー、でもプレッシャーやった。よし、帰ろう!」と船を港へと走らせた。

最終釣果

帰ってみれば4人の乗船者と船長のマダイだけで20尾超え。さらにアコウやアラカブ、青物なども追加して多彩な好釣果となった。 今後ますます楽しくなる「ひとつテンヤ」。皆さんもぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。

テンヤで5kg超頭にマダイ20尾 ラストで意地の良型【四季丸】ひとつテンヤおもろいで(提供:週刊つりニュース西部版 防野孝之)

<週刊つりニュース西部版 防野孝之/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
四季丸
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年7月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。