9月20日、この日は秋のエリアトラウトシーズンに先駆けて、水温がいち早く低下している長野県大町市の鹿島槍ガーデンへ、エリアミノーイングを楽しみにお客さんと釣行してきた。
透明度抜群の美しいエリア
当日の朝の気温は13度と肌寒く、ウインドブレーカーを着込み、午前7時にスタートした。
今回初めて鹿島槍ガーデンに釣行した加藤さんは、大型魚の魚影の濃さとジンクリアな水質に驚きつつも、2人でまずは大型が狙える1号池へ。
朝一番の高活性なトラウトに狙いを定め、まずは横方向のダート系ミノーで広範囲に探っていく。
予想に反して魚の反応は鈍く、受付時に聞かされた前日からの急激な水温低下が影響している模様。
試行錯誤しているとややスローな誘いで加藤さんが鹿島槍ファーストヒット!
パンパンに肥えた鹿島槍らしいブラウントラウトで、幸先のいいスタートを切ることができた。
透明度をいかしたサイトフィッシングで魚との距離感を掴む
その後1号池にアングラーが集まったため3号池に移動。
こちらはやや水温が高いためか、良型レインボートラウト(ニジマス)やブラウンが横方向のダートアクションで連続バイト。
サイトフィッシングが可能な水質を生かし、魚との距離感やアクションの強弱でスイッチを入れていく。
加藤さんは3号池でも好調で、ブラウンをはじめ鹿島槍名物大型アルビノもキャッチに成功。
いい流れでお昼休憩を迎えることができた。
大型のイトウを狙い撃ち
昼食後、朝一の1号池で好反応を示したイトウを狙いにいくことに。
道路側のストレッチで3尾のイトウを確認。
魚にミノーを見つけてもらう距離感で手前の個体から狙っていく。
1尾目は足元までチェイスさせてしまい失敗。
2尾目はルアー後方からバイトしたもののミスバイト。
3尾目の一番奥の個体がイメージ通りに激烈バイト!
フッキング位置が確認できなかったため、慎重にファイトしてランディング成功したのは、70cmオーバーの良型イトウだ。
ようやく納得の1尾が出せたので、その後は各池を周りさまざまなアプローチを試すことに。
魚のスイッチが入るところが目視できる面白さ
最終的には先のイトウ以上サイズをランディングすることはできなかったものの、今回もさまざまな収穫があった鹿島槍ガーデン。
加藤さんもミノーイングで魚に強烈にスイッチを入れていく釣りに激ハマりしたようで、次回はイトウと意気込んでいた。
これから平野部でも、エリアフィッシングのシーズンが本格的に開幕。
ネイティブトラウトアングラーや、バスフィッシングのサイトフィッシングが大好きな人はハマること間違いなしのエリアミノーイング、今シーズンはチャレンジしてみてはいかがだろうか。
タックルやルアーなど詳細は、私が店長を務める岐阜県岐阜市のフィッシングタックルCALYPSO(カリプソ)まで。
<週刊つりニュース中部版 APC・大宮好騎/TSURINEWS編>
写真はイメージ通りに食わせた70cmのイトウ。