夏の風物詩といえばシイラを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。数週間前からシイラの釣果が聞こえていたので、友人2人と良型シイラを夢見て静岡県沼津市井田のゴロタサーフを目指した。
ヒットアクション
アクションは表層付近のワンピッチジャークが良かった。雨などの天候も影響してか当日のシイラからは活性が高いという印象を受けなかった。そのためか比較的遅いワンピッチジャークや緩急をつけたワンピッチジャークなどに対しての反応が良かったようだ。
当日は「遠投」がポイント
この後も更なる大物を目指して投げたが魚が更に遠退いたようでアタリなどを貰うことは出来なくなってしまった。
当日のチャンスタイムは思っていたよりもかなり短く、我々の立ち位置だと連続して2度回遊があった程度であった。
結果的には私のシイラが本命の唯一の釣果となってしまった。見える範囲の釣り人もチャンスタイムの間に遠投有利と判断しジグやジグに匹敵する飛距離を出せるルアーを投げている人にはヒットが出ていたようだ。
ベイトはカマスとイワシ
シイラの回遊が無さそうになってから友人の1人がジグサビキを始めると10cm程度のカマスとイワシを釣りあげていた。いずれも遠目の中層でヒットしたとの事でこれらがシイラのベイトである可能性は高い。
先程、シイラの活性が高くないように感じたと書いたが、シイラの活性というよりも夜からの度々の雨などによりベイトが沖で沈み気味でいたためにシイラのスイッチが入らず、また沖から離れない原因となっていたのではないかと私は考えた。梅雨のこの時期では再びこのような場面との遭遇もあり得るし、自然相手の釣りでは状況をいかに攻略するかが醍醐味でもある。
ショアジギはこれからが本番!
大きいシイラが抜けてきているという情報もあるがこれからの夏本番に向けて新たなシイラの群れも入り10・11月まで釣れることだろう。またこれからの季節はシイラのみならずイナダやソーダガツオにショゴ、更にはメジなどと多彩な魚の回遊も期待でき、ショアジキング入門にもうってつけなので是非、この夏はパワフルな回遊魚を狙ってほしい。
<永井航/TSURINEWS・WEBライター>
静岡県沼津市井田ゴロタ浜周辺