三重県松阪市の松名瀬港から出船している丸安丸で、キス釣りが5月25日に開幕となり、2回目の出船となる27日に釣行した。
丸安丸でキス釣り
途中、イシゴカイを購入するため立ち寄ったエサ店で、この日を待ちわびた同船予定の黒澤五郎さんの熟年御三家グループと一年ぶりに再会。キス釣りが大好きなベテランぞろいで、乗・下船の際は荷物の受け渡しを連携して、沖に出ても気配りが行き届く仲間なので楽しみだ。
今季は伊勢湾奥の松名瀬・香良洲海岸への接岸が遅れているようで、釣り場は湾口に近い明和町下御糸沖から伊勢市大淀港沖(水深7~9m)がポイント。出船から15分ほどで到着した。
船首からパラシュートアンカーを投入して、好ポイントでの航過時間を遅らせるが、この役目は専ら私が担っている。
ダブルヒットが連発
船が止まり釣り座に着く前には、早くも皆にアタリがあり18cm前後の良型が次々に上がっていた。リーダーの黒澤さんは1投目からダブル。運がいいなと気にも留めなかったが、その次も、またその次もダブルで、周囲の視線を気にもせずダブル街道まっしぐらだ。
午前8時の時点で、私の30匹に対して50匹を超えている。エサへひそかにうまみスプレーでも振りかけているのか、釣具店で特別な仕掛けを入手したのかは謎。
どうやら、この日の海況と巻き取り速度がマッチングしていたようで、回数通っているたまものだろう。
巻き速度でゲストをかわす
食い気の収まった午前9時ごろから、遠投気味にキャストして広い範囲を探り、誘いをかけるとすぐに反応して乗ってくるが、追い食いを待って仕掛けを止めると、ガッチョ(ネズミゴチ)と5~7cmのミニカレイが食いついてくる。
右舷ミヨシの林弘二さんは、早巻きで外道を避け、1匹ずつキスだけを釣り上げている。一方、左舷胴の間の杉本松幸さんは遠投早巻きで、ダブルを含め順調に釣果を上げていた。
上げ潮が利いてきた午前10時以降はポイントに入ればダブルの連発があり、正午の納竿まで釣れ続いた。