8月31日、兵庫県揖保川へ良型アユを狙って釣行した。
午前7時過ぎにオトリ店の「蕾(つぼみ)」に立ち寄り、若社長のエールを背に、引原川上流部の通称「上野の瀬」に入川した。
トロ場で慣らし運転
点在する大石エリアの流芯へオトリを送りだすと、ロッドのズームを伸ばす暇もなく、即1匹目がラッキーヒット!
20cm前後の元気な野アユをキャッチした。
その後、トロ場へと移動すると、第3次放流の群れアユと同調して、次々に18cm前後がヒット。
しかしもの足りなかったので、上流部の2分流の合流点の流芯へオトリをねじ込む。
すると底石にしっかりとナワバリを持った、22cmクラスの追い星もくっきりした野アユが、目印を下流へ引き込むアタリを見せた。
「オレ流のゲーム」を楽しみ、約2時間で11匹をキープして、いよいよ本流の大アユポイントへと車を走らせる。
香山の瀬は大アユ絶好調
新宮地域の通称「香山の瀬」に到着したのは正午前。
釣友の増田氏がサオを出していた。
彼は午前10時過ぎから入川し、すでに26~28cmの大アユを6匹キープしており、絶好調の様子だ。
しばらくすると、瀬肩でいきなり大アユとの対決を見せられた。
掛かったアユとともに慎重に瀬を下り、タモにすくい取ったのは28cm超の大アユ。
「オトリにはならない」と照れ隠しの言葉もあったが、大アユを手にすると表情もややほころぶ。
それから数分もたたない内に、またもやヒット。
彼の下流でサオを出そうとしていた私の目前に、デカアユ2匹が出現!
私がタモ入れしてすくい上げると、息を弾ませて「ありがとう」と何事にも一生懸命な彼の言葉が返ってきた。
太い、太すぎる
その直後、いよいよ私にもトルクフルな大アユのパワーが襲いかかった。
対岸の早瀬を下る大アユに引きずられながらも、タモですくったのはようやく出あえた28cm超。
魚体、顔つきともに百点満点だ。
オトリは十分にあるが、1匹掛けただけでこの体力の消耗は激しい。
その後、2匹目が「どす~ん!」と鈍いアタリでヒット。
これもまた、引きずり回されるように取り込むはめになった。
子供のように疲れるのも忘れて、大アユとの攻防戦を繰り広げ、リミットタイムの午後3時過ぎに納竿した。
ちなみに増田氏は26~29cmを12匹。
私は足元にも及ばない5匹ヒットの3匹バラシと、1親子丼の最悪の結果となった。
次回は、豪腕タックルで挑んでみたい。
ここ揖保川では8月中旬にすでに尺アユが出ていて、その後も各1級ポイントでは28cm超がよく釣れている。
大アユとのバトルはまだ始まったばかり。
次回の釣行が楽しみだ。