マダイファンにとっての聖地『新潟』。良型マダイが船中100尾超え!今回は、新潟能生港の大進丸の釣果と併せて、釣り方のキホンなど初心者入門編をお届け。
乗っ込みマダイ釣況
大進丸では、23日5kg頭に船中100尾超えの4~18尾で、まさにファン待望の乗っ込み祭り状態。
魚礁や岩場などを熟知した中村英二船長の確かな操船で、連日3kgオーバーが上がっている。
20日は、1~5.4kg0~4尾。19日、1.2~3.5kg0~8尾。11人で船中30尾。18日は、3.7kg頭に0~8尾。11人で船中36尾。
マダイファンにとってはいわずもがなの聖地。満船になることも多いのでHPの予定表などをチェックし、最終的には電話確認することを勧める。
新潟乗っ込みマダイタックル
竿は専用竿の2.5~2.8m。船長のお勧めは衝撃吸収にすぐれたグラス竿。
リールはPEライン3~4号を200~300m巻ける中型電動リール。
ハリスは5号10mで船中統一。テーパーの場合は上6号5m、下5号5mが主。浅場を狙うので、反射の少ない暗色系のハリスが好適。また、3Bのガン玉やウエイトスイベル3Bを使って潮なじみを調整する。
大型が多いのでハリはマダイ13号。
また、ハリスにガラスビーズを入れるのが効果的。ビーズの反射がイワシのウロコに見えるのか、有効だという。
乗っ込みマダイの釣り方
「産卵で水面に上がってくるマダイは、魚の状態やポイントがすぐに変わる。基本的には水深25~40mでタナは浅い日は5mのこともあって、日々変わる」と船長。
また、この時期のマダイは産卵で神経質になっているため、海面からの指示ダナにビタ止めで、竿は振らない。
振るとしても、ビシから音がしないよう「ゆっくり・やさしく・ていねい」に行う。振るというよりも上げ下げするイメージ。
ただ、指示ダナが5mのときだけ、10mまで落としてからタナを合わせる。
誘いをほとんど入れないので、ビシ全開にして、コマセをつねに水中へ漂わせる。エサを追って船にマダイが着くので、釣り人が協力して、コマセを絶やさないのがポイント。
同地で初めて釣りをする場合はしっかりとアドバイスを受けてのぞもう。
関東からも釣行可能なアクセス
新潟県は、上越・中越・下越・佐渡と主に4つのエリアに分類できる。 能生は富山や長野県に隣接する上越エリア。
そのため、東京からであれば、関越道から新潟市経由で行くよりも、長野経由で行くほうが早いことが多い。また、山梨県や長野県からは東京を経由する神奈川や千葉方面へ行くよりも早いケースもある。
埼玉県周辺も、圏央道で中央自動車道につながったことでルートの選択肢が広がっている。
また、反対方向の太平洋側の静岡からは、山梨経由で東京からとほぼ変わらない4時間半ほど。2020年には中部横断自動車道が開通予定(すでに一部開通済)。
さあ、マダイのパラダイスへ急ごう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>