4月半ば、午前2時前に目が覚めてしまったので、幸せそうに熟睡している家内を起こさないように準備して、そそくさと愛知県弥富市の筏川に向けて出発だ。
奥さんの気遣いのもと出発
玄関には熱々のお茶が入った水筒と、「風邪、けがをしないよう気を付けていってらっしゃいませ。」というメモが置かれていた。新婚当時から変わらずうれしいものだ。
魚じゃないけれど、本当に手のひらで泳がされている。またしても家内にやられた。
海南こどもの国の南側へ
海南こどもの国の南側に到着。ボラの新子か、水面はザバーザバーと波を打っているようで不気味な状態だった。
1日目はボウズ
エビをハリに付け、いつもの網の横ヘドボン。ふと目を凝らすと、3mほど先を1mはある化け物巨大魚が悠々と泳いでいるではないか。
毎年冬には大野漁港で1m級のスズキを上げているのでこのサイズは慣れているはずだが、真ん丸と太っていてあまりにもデカイので、もしもハリに乗ったら大変だ。
テレビで「池の水を抜いたら外来種がいっぱい」というのを見たが、中国のソウギョやハクレン、もしや南米アマゾンの外来種ではないかとまで思ってしまった。
結局、朝日が昇るまで釣行したが、ブルーギルやナマズの外道ばかり。本命の天然ウナギの釣果は残念ながらなかった。
2日目は筏川橋の南側へ行くも
釣行2日目は出勤前の1時間を目安に釣行しようと筏川橋の南側へ出かけた。
到着すると、悲しいことに釣り場は貝殻のゴミだらけ。
地元の釣具店には「ゴミの放置など釣り人のマナーの悪さが原因で閉鎖される釣り場が相次いでいます。自分の出したゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。一人一人の心掛けで釣り場を守ることができます。」という貼り紙があった。
釣り場の近くには人も住んでいる。ゴミは絶対に出さないようにしよう。
こどもの国の南側に移動し、エビをハリに付けてドボン。新しいエビを採取しながら投入を繰り返していると、やがてサオ先がお辞儀した。静かにサオで聞くと何かがハリに乗っている。
ラッキーとリールを巻いたが、ブルーギルがハリをのみ込んでおりショック。
70cm超のウナギ登場!
新しい仕掛けに交換して再チャレンジ。5分もせず、またブルーギル、その後も続けて5匹ヒット。前回見た巨大魚がハリに乗るよりいいか。
残り10分、堤防に立て掛けてあったサオが「ハリに獲物が乗っているので早くイトを巻けよ」と言わんばかりにガタガタ鳴った。筏川に引きずり込まれそうだ。
ゆっくり巻き上げると、姿を見せたのは料亭やウナギ専門店に出しても恥ずかしくない、70cm強の太くてきれいなニョロニョロではないか。
自慢できる釣果にはなかなか巡り会えないが、本当においしそうなニョロニョロだ。1週間前に59回目の結婚記念日(天皇皇后両陛下と同じ日)を迎えた両親に食べてもらえればうれしいな。