2019年鮎釣りが解禁!鮎のトモ釣り(友釣り)に必要不可欠なものがオトリ鮎。今回、東京都・千葉県・山梨県の3漁協管轄内のオトリ鮎取扱店をマップにしました。なお、放流料などの変更がある場合もあります。釣行の際は事前に確認することをオススメします。その際、連絡先が役員宅になっている漁協もありますので、早朝や夜間などの連絡は避けましょう。
東京都:奥多摩漁協
東京都を流れる奥多摩川は6月15日(土)に解禁する。地元在住の釣友に、羽根のセキから川井ダムまでのポイントを、下流から紹介してもらった。
鮎美橋周辺
放流量が多く、安定した釣果が望める。
好文橋下流
淵から瀬肩や荒瀬と続く川相で、変化に富んでいる。また、水量、石の大きさがいい瀬で、流れが強く、盛期に強烈な引きの大アユが期待できそう。
軍畑大橋上下流
アユが落ち止まりしそうなポイント。御岳橋下流は水深がある場所が多く、大石が複数入っているので大型が育つ条件が整っている。
川井ダム下
例年、好調なポイント。昨シーズン、解禁一週間後に開催されたアユ釣り大会の結果、1位と2位が40尾超えでかなり魚影は濃い場所。
同川は水量が多く、流れは強い。石が多く、申し分ない川相だが、近年ではラフティングが盛んにおこなわれている。コミュニケーションをとり、流れの強い芯側を通ってもらい、弱い側で静かに釣るといい釣果になることがある。また、ラフティングが終わってから2時間くらいの間に、流れの強い瀬の芯をオモリを使って攻めてみるのがいい。
秋にアユが落ちてくるがどこで止まるのか読めない。思いもしない場所にたまって、いい思いができることはある。2019年も昨年同様、アユが順調に育ち、いいシーズンになるように期待したい。
千葉県:養老川漁協
千葉県市原市を流れる県内最大級の河川・養老川は、6月1日(土)午前5時に解禁。放流は4月11~12日に県産7万尾。江戸川産を1万尾予定。オトリは漁協事務所で販売。
投網は8月10日~(釣り専用区4カ所を除く)。ただし、9月26日~30日は専用区でもOK。毎年恒例の釣り大会は6月下旬に開催予定。トモ釣りだが、毛バリの部門もあるのでファンにはうれしい。
また、トモ釣りを基礎から学べる釣り教室が人気。ビデオ講習と現場で学ぶ実技講習がセットになっており、入門者にお勧め。昨年は10時~正午がビデオ講習、13~15時が実技講習。6月に1回、7月に2回開催予定。場所・費用など詳細はホームページ参照。
山梨県:桂川漁協
6月1日(土)、山梨県を流れる桂川本支流が解禁になる。本流は下流(上野原市)~上流(大月市)までの区間が8月末までトモ釣り専用区になっている。また、それ以降も、9月15日まではトモ釣り専用区がある。
下流部の松留発電所~桂川大橋区間は水量が多く、8月中旬には大アユの数釣りができるとあって人気が高い。本流以外にも3つの支流で放流がおこなわれているので上流から紹介する。
笹子川
大月市内を流れるこの川は毎年安定した釣果がでている。増水時や本流が濁ったときなどにソ上することがある。
メインポイントになる真木川との合流地点から上流には、駐車スペースも広く、アユの放流量は多い。いいときには束超えの実績がある。
葛野川
本流からの濁りや増水を嫌ったアユがソ上する。宮古橋周辺がメインポイントになるが、今シーズンは、さらに下流のエン提下がいいポイントになりそう。
鶴川
3つめは上野原市内の鶴川。ここもほかの支流同様に本流が増水や濁ったときに八ツ沢橋上流のエン堤までソ上すると思われる。
昨シーズンは本流との合流地点から、30~40m上流で解禁日に釣行して16~18.5cmが半分以上で、67尾と楽しめた。
八ツ沢橋上下流は瀬があって、とくに上流は浅く、広いポイントなのでシーズン中盤に長竿で楽しめそうだ。また、エン堤下の瀬は毎年、好釣果がでている。鶴川橋下流~ひとつ上の橋上流までは昨年以上に石があり、期待できそう。
芦瀬川橋周辺のエン堤工事が、完了している。川は本来の状態に回復しているので今年は期待できそうだ。この地域周辺は水質がよく魚の食味は絶品で、頭から食べられる。
本・支流ともに安定した釣果をだしていて、放流量が多い。どこかで必ずいい釣りができるだろう。
使用する竿は、前述の3支流が8m前後。木がおおいかぶさるエリアでは7mがお勧め。本流では9mの硬調がいいだろう。今シーズンも昨年同様に、最高の解禁になることを願ってその日を待ちたい。
<週刊つりニュース特別版 編集部/TSURINEWS編>