4月13日、岡山・鏡野町を流れる奥津川で「奥津温泉ファミリーあまご釣り大会」が開催された。当日は、あいにくの雨の中、ファミリー13組、総勢47人が参加して和気あいあいのイベントとなった。
ちびっ子が主役の釣り大会
受け付けを済ませたファミリーは雨の中、開会の時間を待つ。張り切りジュニアをはじめ、あいにくの雨天に付き添うパパさん、ママさんも準備に余念がない。
友保大会実行委員長のあいさつに続いて、大会ルールが手際よく説明され、抽選順序に従って各ファミリーは思い思いの釣りポイントヘ出陣していく。
もちろん、パパさん、ママさんは荷物持ち。先導するのは元気なちびっ子たちだ。
密着取材開始
当日は、八木さんファミリーに密着させてもらった。
パパさんのアシストで次々とアタリが連発。後ろでは 地元のお姉さんが、アネさんかぶりでお洗濯、お泊りの観光のお客さんが寄り添う中、ひと通り釣り切ったところで、上流ポイントへ移動となった。
念願の一匹
ここでは、流芯筋で八木ちゃん(小6)がきれいな岡山ブランドのアマゴを早速ゲット。どうやら、自然渓流にも慣れて、仕掛けの振り込み、エサの流し方も感を取り戻したようだ。エンジン全開となってきた。
2分流のアマゴの定位する深場、流速の安定するポイントを攻めて次々とアマゴを引き出していく。新子サイズがメインのため、無理なく食ってくるように、ハリは3~4号、エサのイクラは1粒刺しにする。これは、パパさんのこだわり。
雨足も強くなりだした午前11時には、大会運営委員の方が「釣り時間残り30分」のコールを告げにきた。そこで冷たい雨に濡れた指先をにもようやく感覚が戻り、緊張が解れた表情に戻る。
最高釣果はアマゴ78尾
審査、表彰式では、トップ釣果の元気いっぱいの男の子たちが入賞する中、八木ファミリーチームはポイントゲッターの川端さんが当日最高釣果の78尾を釣り上げ、見事に団体3位に輝いた。ちなみに、ファミリー平均釣果は35尾。たくさん釣れて楽しく遊ぶことができた。
大会運営に携わった(公財)日本釣振興会岡山県支部の友保支部長は、「この釣り大会は、地元の期待と次世紀を担うちびっ子たちに夢を与える大会です。互いの健闘を称え、家族の絆をより一層深めていただければ幸いです。」と語る。
「やらせてみて、褒めてやる」モットー
ちびっ子たちの一生懸命を支えて見守り、家族の絆をさらに深めることができたこの大会は、「やらせてみて、褒めてやる」をモットーとし、審査、大会ルールの公平さはもとよりセーフティーも万全な教育、食育的にも意義のある大会といえる。
ちびっ子&ファミリーの交流の場としても今後の大会運営が注目されることだろう。
<森雨魚/TSURINEWS・WEBライター>
鏡野町観光協会奥津支部