新緑の季節を迎えると、虫たちがエサを求め木々の新芽に付きはじめる。こうなると渓流を泳ぐ魚たちは、水中のエサだけでなく、上から落ちてくるエサを意識するようになる。毛バリを使ったテンカラ釣りが本領を発揮する季節の到来である。今回は、入門者に向けたテンカラ釣りを解説。初回は、テンカラの概要とタックルについてです。
テンカラのシーズン
シーズンとしては、GW前後から本格的なシーズンを迎え、梅雨は多獲、大物の絶好のチャンスと言える。テンカラ初心者はGWからスタートすればいいだろう。
この時期の魚はウブなのでアワセもしやすいからだ。
釣果あげやすい条件
そして、気になる釣果の上がりやすい条件。
まず水温だが、6度~8度でも釣れなくはないが、偶然に過ぎない。やはり12度以上がベスト。時間帯は初期は10時~午後4時、盛期は朝夕のマヅメ時。水況は渇水が有利、増水不利。天候は初期からGWの最中は、水温の上昇する晴天日中がよく、盛期は曇天、雨天。さらに蒸し暑い夕方の雨降りは大物の匂いがプンプンする。
さて、今回は準備編としてテンカラ釣りのタックルと釣果の上がりやすい条件の解説をした。次回は実際の釣り方、ポイントなどを解説する。お楽しみに。
<石田徳彦/TSURINEWS・WEBライター>