春のアオリイカエギング攻略6つのコツ まずはポイント選びから

春のアオリイカエギング攻略6つのコツ まずはポイント選びから

春は陸っぱりからのエギングでアオリイカが狙える季節!産卵のために岸に寄ってきた大きいアオリイカも釣ることも夢ではない。今回はそんな春イカをゲットするためのタックルや攻略法を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 山根充伸)

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ソルトルアー エギング&イカメタル

春イカ攻略の6つのコツ

基本的な釣り方が分かったら、続いて春イカを釣るためのコツと気をつけるポイントを紹介しよう。

スタイルは待ち伏せ

ショアエギングでは、ポイントや釣り場をどんどん移動して攻めていくラン&ガンスタイルと、回遊してくるイカを1カ所で狙い撃つ待ち伏せスタイルがある。春の親イカの場合、ラン&ガンよりも待ち伏せで狙った方が手にできる確率が高いと思う。

これは待ち伏せすることで、その釣り場の潮の流れやベイトの動きなどの変化を感じ取ることができ、活性の高いイカの回遊に遭遇することが多々あるからだ。ただポイントの選択を間違えると、丸ボウズを食らってしまうことがあるので、注意が必要だ。

ボトムを攻める

春はイカよりも藻の類を釣ることが圧倒的に多い。これは一年の中で冬から初夏にかけて、最も海藻が成長する時期でもあるからだ。このことから、エギをロストする確率が春以外のシーズンと比べ、格段に高くなるのは当然のこと。

高価なエギをロストするのは痛手だが、ロストを恐れてボトム付近のウイード周辺を狙うことを避ければ、春イカに出会う確率は極端に下がってしまう。ロストを恐れずエギは消耗品だと割り切って、ボトム付近をしっかり攻めよう。

エギを通すライン

待ち伏せスタイルで釣る場合、エギを海藻に引っ掛けてばかりいると、イカがエギに警戒心を持つようになってしまう。

春のアオリイカエギング攻略6つのコツ まずはポイント選びからエギを通すライン(作図:週刊つりニュース中部版 山根充伸)

海藻を引っ掛けたエギを猛スピードで回収することで、イカがスレてしまうことがあるので、ウイード付近を狙う場合は、藻面をボトムだと思って海面と藻面の間のライン(タナ)を通すようにしよう。

アクションはソフトに

春イカを狙う場合、あまり激しくシャクらない方がいい。縦方向のシャクリなら2~3回、横方向へのダートなら3~4回、スラックジャークなら2~3回を目安に、状況に合わせてシャクリの回数や幅、スピードやストロークを変えていくようにしよう。春イカはとにかく優しく、ソフトにが基本だ。

春のアオリイカエギング攻略6つのコツ まずはポイント選びからアクション(作図:週刊つりニュース中部版 山根充伸)

フォールはスロー

基本イカはエギのステイ中かフォール中にしか抱いてこないが、春イカは沈下速度の速いエギは追わない。なるべくスローシンキングのエギを使おう。

春のアオリイカエギング攻略6つのコツ まずはポイント選びからフォール(作図:週刊つりニュース中部版 山根充伸)

フォールさせる場合は、できるだけラインにテンションをかけたまま沈めるようにするといいだろう。アクションを入れた後は、ロッド操作でエギの沈下を抑えつつ、手前に寄ってきたら徐々にロッドを立てていき、エギが水平方向にゆっくり移動するよう操作してやるのも、春イカには効果絶大だ。

ボトムステイも有効

ステイは少し根掛かりのリスクを伴うが、エギをボトムにしばらく置いてやること。これも効果絶大で、ウイードのエッジ付近の根掛かりしにくい場所があれば、30秒から1分ほどステイさせ、エギから伝わる釣り人の気配を断ち切る。そうすることでゆっくり近づいてきた大型のイカが、エギを抱き上げてくれることがある。

春のアオリイカエギング攻略6つのコツ まずはポイント選びからボトムステイも使おう(作図:週刊つりニュース中部版 山根充伸)

ただしこの場合のアタリは、イカがエギを連れ去ってくれない限りラインにアタリが出ないので、シャクリを入れたら乗っていたということが多い。

<TSURINEWS編集部>