【九州2021】春アオリイカエギング入門 ポイント選定&基本の釣り方

【九州2021】春アオリイカエギング入門 ポイント選定&基本の釣り方

"エギングの春到来"一年をかけて大きく育ったアオリイカが浅場に上がってきてキャスティングでの射程内に入ってくる。ここではこの春アオリイカエギングの基本を解説する。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 編集部)

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春アオリ狙いのエギング

昨年の初夏に生まれたアオリイカは、秋は安全な湾内や漁港に居て水温の低下とともに沖の深場へと移動する。これは海水温が13度以下になると、アオリイカは生きていけないため。そして、海水温が徐々に上がるに連れて、浅場に移動してくるようになる。

アオリイカが浅場に上がってくる理由は、産卵のため。水深が浅い浅場は、日中の日差しの影響を受けやすく、海水温の上昇が沖よりも早い。地形が湾状の場所や漁港内などは特に影響されやすい。アマモなどの海藻に卵を産み付けるため、砂場の藻場が点在するエリアはベストな場所。

【九州2021】春アオリイカエギング入門 ポイント選定&基本の釣り方産卵のため大型が浅場に接岸する(提供:週刊つりニュース西部版 編集部)

なお、資源保護の目的でこの期間、アオリイカの採捕を禁止している地域があるため、釣り場選びは十分に注意を。

春アオリのポイント

狙う場所は、前述した砂場に藻場が点在した所や潮通しがいい場所。アオリイカがエサにしている小魚が回遊しやすく、その潮に乗ってアオリイカも回遊する。海面に川の流れのように波立った潮の流れが「潮目」と呼ばれる所だ。潮目ができる所は風の影響で岸に近寄ったり、離れたりと違ってくるが、潮通しがいいという環境は通年変わらない。

昨年実績がある場所は本年も期待できる場所になる。漁港の波止先端は、やはり潮通しがいいため人気も高い。夜釣りでは波止先端に常夜灯があれば、シーズン中は釣り上げられたアオリイカが吐いたスミ跡がたくさん付き、ひと目で実績釣り場であることが分かるようになるほど。

【九州2021】春アオリイカエギング入門 ポイント選定&基本の釣り方スミ跡は実績ポイントの証し(提供:週刊つりニュース西部版 編集部)

エギを投入する所は砂場に藻場が点在している所なら、藻場との間にある砂場。潮目なら、潮目を飛び越して動かしているエギが通過するようにする。

活性の高いアオリを狙う

基本的には「やる気のあるアオリイカ」を狙っていく。アオリイカは岩礁などに付く生き物ではないので、海底から浮いて泳いでいることがほとんど。エギもキャスト後にボトムを取った後は、ロッドアクションで跳ね上げると後は中層でアクションして、反応するアオリイカを取っていく。

潮の時間帯を考えながら港や地磯など広範囲を移動し、エギをキャストしていくことで、より多くのアオリイカに出会うことに繋がっていく。マヅメ時は潮待ちして回遊してくるアオリイカを狙うことも有効。

ラン・アンド・ガンでやる気のあるアオリイカを取っていく、回遊待ちして狙うなどそれぞれのスタイルで楽しめる。

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