今回は女性にとってハードルが高いと思われている釣りキャンプを紹介します。ネックとなる虫や荷物などについて解説。女の子も一緒に釣りキャンを楽しみましょう!
バンガローもおすすめ
魚釣りを終え、温泉でリラックス後はキャンプ場にレッツゴー!
チェックインし、管理棟前の橋をわたるとキャンプエリアです。管理棟の前を必ず通らないと中に入ることができないことも、女性に安心でおすすめポイントの1つです。
釣りキャンプにおいて、女性にはテント泊ではなく、バンガローをお勧めします。防犯性が高いことはもちろん、昼間、釣りで濡れてしまった服も気軽に屋内に干すことができます。加えて、疲れた体で1からテントを立て、料理の支度をするのはちょっとめんどくさいですよね。
川のほとりのキャンプ場に設置されている女性専用バンガローには、マットと寝袋、毛布、バーベキュー用のテーブル、コンロ、タープが付いてきます。どれもより女性が扱いやすい製品を選んでいく予定です。使い方がわからなくても安心。管理人さんに気兼ねなく聞いてみてください。
またバンガローなら不意な雨でもストレスなく快適に過ごすことができるのもおすすめポイント。
もちろんテント泊ならより非日常を感じることができ、わくわくします。ステップアップの際、ぜひ挑戦してみてください。
虫対策
さてさて、夜になり、お楽しみのキャンプ飯です。
その前に注意点。外でのごはんはとても楽しみですよね。しかし、そこは自然の中。蚊をはじめとする、虫刺されを引き起こす虫が多く生息しています。長袖、長ズボン+虫よけスプレーがマストです。
最近、オーガニックで防虫効果のある「ハッカ油」が巷では人気があり、いい匂いなので女性におすすめです。100%防げるとは限らないので、虫刺されの薬も忘れないでくださいね。
またキャンプ場へのアクセスの途中、シカ・タヌキ・サル・イノシシ(私が出会った頻度順)といった、生き物に出会うことがあります。私は奈良県のキャンプ場でキャンプをしたときに敷地内でシカに会ったことがあります。そこは、人が楽しむ場ではありますが、野生動物のお家の中でもあります。もし、見かけたら必ずそっと遠くから観察してみてください。
※見た目は可愛くても野生動物は危ないので必ず、車内及び屋内から観察してください。
キャンプ飯はやっぱり
私の1番おすすめする、川魚の食べ方は、「塩焼き」です。やっぱり?と思われますよね。キャンプ飯はシンプルが一番!外で食べる非日常の雰囲気と新鮮でいつも以上に美味しく感じるはずです。かぶりついたときの幸せ。これは釣った魚ならなおさら強いとおもいます。
その他キャンプ飯
他にもいくつかおすすめなキャンプ飯の調理法をご紹介します。
「朴葉味噌焼き」
飛騨地方の郷土料理に“朴葉味噌”というものがあります。朴の木開という大きい葉をつける木があります。その葉の上にあらかじめ素焼きした魚、味噌、お好みのキノコ、ネギを置き、BBQコンロでそのまま焼くだけ!葉のいい香りが素材に移り、独特の風味を楽しめます。朴の木は、飛騨地方ではメジャーな木です。ぜひ探してみてください。
「マスの燻製」
少し上級者向きですが、レンタルで燻製機を借りることができるキャンプ場は多くあります。燻製用のチップもセットにしてあるところが多いです。自分で川魚を燻製したことはまだないのですが、いただきもののマスの燻製を食べたとき、香ばしい香りが口から鼻に通りぬけ、癖になる感覚は格別です。ごはんにもよく合います。
その他おすすめキャンプ場
ここまで、川のほとりのキャンプ場と川魚を中心に紹介してきましたが、渓流釣りだけでなく、海や湖でも同様に釣りキャンプを楽しんで頂くことはもちろん可能です。
先に述べたポイントに全て当てはまるわけではありませんが、過去に私が利用したことがあるキャンプ場の中から、海、湖から1つずつおすすめをご紹介します。
「熊野灘臨海公園 孫太郎オートキャンプ場」
ここの1番のポイントは、きれいな海まで0分。目の前の海でキスをはじめとするおいしい魚を狙うこともできますが、宿泊プランで、近隣の海上釣り堀とのコラボプランもあります。
海上釣り堀では、釣り具のレンタルもあるので手軽に高級魚を釣り上げることができます。近隣にあるホテル季の座(ときのざ)では日帰り温泉もあり、露天風呂では波の音を聞きながら、“紀伊の松島“と呼ばれる絶景を拝めることができます。
コテージにはテレビ、エアコン、ベッド、寝具、冷蔵庫、トイレ、システムキッチンが標準装備されており、無料レンタル品も充実しています。有料の中に釣り具もありますよ。
1つデメリットは、アクセスが少し難しい点。最寄りのレンタカーができるような駅は、”松阪駅“。少し遠回りすると伊勢神宮もあり、三重を満喫できる釣りキャンプになることは間違いなしです。
「PICA 富士西湖」
富士五湖の1つである、西湖のほとりに位置するキャンプ場です。ここの1番のポイントは施設内に釣り堀があること。大きいニジマスとの出会いがあるかもしれません。
また、全国的にもめずらしい“パオ”という、宿泊設備が設置されています。お風呂棟が設置されていたり、レンタル品・販売食材が豊富だったりと、キャンプ場内で朝から夜まで釣りキャンプを満喫することができます。
もちろん、富士山の麓なので、富士の絶景が待っています(やっぱり晴れの日が最高です)。レンタカーの取り扱いの多い河口湖駅からも近く、都内からのアクセスは抜群です。
また、西湖はヒメマスを楽しむことができる数少ない湖です。レンタルボートもありボート釣りも可能です。ぜひ挑戦されてみてはいかがでしょうか。富士五湖周辺には美術館やカフェなど女性が楽しめるスポットが多く存在します。充実した釣りキャンプを過ごしていただけるのではないかと思います。
<今井美歩/TSURINEWS・WEBライター>