私は春夏秋冬、年中ウェーディングスタイルでシーバスを狙い河川や海に行きます。ウェーディングでは流される、溺れる、エイに刺されるなどの事故が有名ですが、それ外の予想外な危険も多々経験しました。今回は危険予知活動啓発のためにいくつか紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・久野田匠)
自転車が降ってきた!
シーバスフィッシングのポイントとして重要な明暗スポット。橋脚の照明や道路の街灯により水面に明るい部分と暗い部分ができベイトが溜まります。それらを捕食するシーバス達が待ち伏せするため暗い部分に隠れており狙う場所もわかりやすく人気のポイントです。
橋脚の明暗を狙う
私は、その日大潮で水位も低く川の奥まで出て橋脚の明暗部を狙っていました。時間は真夜中の1時を過ぎたころ。何匹かキャッチ出来て上機嫌にサイズアップを狙いルアーを通すコースを明るい側から暗い側にするためほぼ橋の真下に移動していました。すると何やら橋の上で騒ぎ声が聞こえてきます。
その瞬間、「バッチャーーン!」と20m前方に自転車が落ちてきました。ビックリしていると騒ぎ声は対岸方向に消えていきました。イタズラなのか不法投棄なのかはわかりませんが、大人サイズのママチャリだったので当たっていたら大ケガになっていたでしょう。
この一件から橋の真下には立たないようにしています。水の中も危険がたくさんありますが明暗部を狙う際は頭上にも注意が必要です! 不法投棄は絶対にやめましょう!!
橋の下はリスクがある(提供:TSURINEWSライター・久野田匠)駐車場の場所を忘れる
私は基本的に車移動でポイントに向かいます。ホームポイントであれば駐車場の場所は把握しており、いつも停めている駐車場が満車だったら次はここ、ダメなら次、と移動していきます。この日はたまには違うポイントへ行ってみようと、昼からマップを見てポイントとコインパーキングを調べていました。
夜になりいざポイントに向かうと調べていた駐車場が満車です。このポイント付近は車室数3台ほどの小さなコインパーキングがたくさんあり、やっと住宅街にあるパーキングに停めることが出来ました。
予定より遅くなってしまいすぐに支度して徒歩で目的のポイントへ向かいます。ポイントの新規開拓を兼ねていたので川沿いをランガン。かなり下流まで歩きましたがボウズ。そろそろ帰ろうとがっかりしながら歩いて来た道を戻ります。はじめてのポイント、似たような橋、似たような路地、似たような住宅街そしてコインパーキング。
「あれ、ここどこだ!?」
そうです。車を停めたパーキングの場所を完璧に忘れてしまったのです。
5km歩いて探す
到着した時は急いで支度してスマホでポイントを確認しながら歩いていたので道中の景色を見ていませんでした。ウェーダーとライフジャケットを付けたままのウォーキングは疲労感が普段の倍以上です。クタクタ(若干熱中症気味)になりながら結局5kmほど歩きやっとパーキングを発見! 魚が釣れた場所はスマホにマークするのに……。慣れないポイントに行くときは水辺だけでなく陸の上でも注意しましょう!
やっとパーキングを見つけたが……(提供:TSURINEWSライター・久野田匠)対岸からルアーが飛んできた
ウェーディングスタイルは大潮の干潮時など水位が低くなる際は、河川の流心付近まで前に出ることが出来ます。川幅が狭くなった分、ベイトの溜まっている場所を探しやすくなることや、流れの変化を見つけやすくなります。その日も干潮からポイントへ、魚を探しながら徐々に川の流心まで近づいていきます。
上流方向でキャスト音がかすかに聞こえていました。
5m横に着弾
釣りをしていると自分の上流側でドボン! と音がしてベイトが騒ぎだしたかなと思った次の瞬間。私の5m横にドボン!! とデカいルアーが落ちてきました! 対岸を見ると釣り人らしき影が! しかし、ヘッドライトもフラッシャー(点滅する位置を知らせるライト)も確認できない。
次のキャストでさっきより下流側を狙っているのであれば直撃の可能性も!? ヘッドライトを点灯させ岸までダッシュ! 無事、岸に上がり射程圏内から脱出。私も、フラッシャーを背中側に着けていたので対岸からは気付かれなかったかもしれない。
それにしても普通のシーバスタックルじゃ届かないような飛距離が出ていたので、違う釣りのキャスティング練習でもしていたのかもしれない。私も前方の状況をしっかり把握していなかったことを反省した。ウェーディングは後ろ側からのキャストも気を付けなくてはいけないですが、前方からのキャストにも注意しましょう!
<久野田匠/TSURINEWSライター>

