釣れない季節の釣り人の過ごし方 シーズンオフのストレスは回避しよう

釣れない季節の釣り人の過ごし方 シーズンオフのストレスは回避しよう

凍てつく風が吹き、フィールドに立つこと自体が試練となる厳冬期。釣果も伸び悩み、モチベーションの維持が難しい季節である。そんなシーズンオフこそあえて「釣りから離れる」という選択肢を持つことが、結果的に次のシーズンが充実してくる。無理に続けるより、一度距離を置く勇気も必要である。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)

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シーズンオフのストレス

冬の釣りは決して楽ではない。水温は下がり、魚の活性は低下し、移動や準備の負担も大きい。釣りが好きであればあるほど「行かなければ」という義務感が生まれ、思うような結果が出ないとストレスへと変わる。さらに同じパターンの繰り返しはマンネリ化を招き、情熱をじわじわと削っていく。

趣味は本来、心を豊かにするものである。義務感に縛られた時点で、楽しさは半減する。冬は充電期間と割り切ることが大切である。あえて竿を置き、まったく別の世界に触れることで、凝り固まった思考がほぐれる。気づけば「早く春にならないか」と自然に思えるようになるのである。

釣れない季節の釣り人の過ごし方 シーズンオフのストレスは回避しようステイホームで釣り具を眺める(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

新しい趣味を探してみる

シーズンオフは新しい趣味を試す絶好の機会である。釣り中心の生活では出会えなかった分野に足を踏み入れることで、新鮮な刺激が得られる。筆者の場合、冬はもっぱら映画鑑賞に没頭している。

例えば、自然と人間の関係を描いた映画としては、「The Revenant」がある。極寒の大自然を舞台にした映像美は圧巻であり、過酷な環境下で生き抜く人間の姿は、フィールドに立つ自分と重なる部分もある。また、静かな情景描写が魅力の「Into the Wild」もおすすめである。自然への憧れと孤独、その両面を考えさせられる作品である。

映画に限らず、料理、写真、楽器演奏など、これまで関心はあったが手を出してこなかった分野に挑戦してみるのも良い。新しい刺激は感性を磨き、結果的に釣りの視点にも変化をもたらす。

ちなみに筆者は今年、カメラの技量を磨きたいと思っている。せっかく最新型のスマホを持っているのだから、いつまでも素人レベルでは持ち腐れだ。それから、めっきり肉がついてしまったので、ダイエット。医者に勧められている療法も試してみるつもりだ。そして酒を減らすなど…難しそうなことばかりだが。

釣れない季節の釣り人の過ごし方 シーズンオフのストレスは回避しよう写真の腕をあげたい(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

他のスポーツのおすすめ

冬こそ体を動かす機会を作りたい。寒さを理由に運動量が落ちると、体力も集中力も低下する。釣りは意外と体力を要する活動であるため、オフシーズンの体づくりは重要である。

代表的なのはランニングである。装備も少なく、思い立ったらすぐ始められる。心肺機能の向上は長時間の釣行に役立つ。また、雪国であればスノーシューやクロスカントリースキーなども良い選択肢である。冬の自然に身を置くという点では、釣りと通じる感覚がある。私もジムに通っているところだ。

室内で行えるトレーニングやヨガも有効である。体幹を鍛えることでキャストの安定性が増し、長時間の立ち込みでも疲れにくくなる。別のスポーツで培った身体感覚が、思わぬ形で釣りに還元されるのである。

釣り以外の知識を深める

完全に釣りから離れるのも一つだが、角度を変えて知識を深めるのも有意義である。魚類学や気象学、地形学などを学べば、フィールドを見る目が変わる。専門書に限らず、自然科学を扱った一般書やドキュメンタリーも参考になる。

映画や文学作品の中にも、水辺や自然をテーマにしたものは多い。物語を通して自然観を養うことで、自分なりの釣り哲学が形成される。シーズン開始前にタックルを整備しながら、これまでの釣行を振り返る時間も大切である。

釣れない季節の釣り人の過ごし方 シーズンオフのストレスは回避しよう釣りを題材にした本でも読む?(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

厳冬期は決して「空白の時間」ではない。むしろ次のシーズンをより濃密なものにするための準備期間である。あえて別の世界に触れ、体と心を整える。その積み重ねが、春の一投に確かな違いをもたらすのだ。そして、そんな時間を過ごしていれば、すぐに新たな時期が訪れるに違いない。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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