釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた

「メモリアルフィッシュと子供の成長、共に記録できないものか」そう考えた筆者が辿り着いたのが巨大メジャーボードの製作である。2mの金属製メジャーボードというのはなかなか類を見ないと思うので、製作物と工程を紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

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黒犬ちこり

『釣って楽しい、食べておいしい』をモットーに、静岡県から色んな釣りに挑戦しています。

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お役立ち その他

地元専門メーカーに相談

具体的には子供の身長と魚の体長を同じもので測りたいと思い2mのメジャーボードを用意することにした。しかし、そんな巨大なメジャーボードは市販されていない。自作するために地元メーカーに相談すると、特注サイズのメジャーステッカー(目盛シール)を作って頂けることになった。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみたKS Craftのビルダー曽根代表(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

KS Craft(ケイエスクラフト)』は静岡にあるアルミメジャーボード専門メーカー。曽根代表の思いが詰まったアルミメジャーボードは、 アルミの熱伝導率の高さに着目し、夏場の高い外気温でも計測時にメジャーを水にさっと浸けるだけで瞬時に水温や魚の体温に変化するため、魚を火傷させずにスムーズにサイズの計測が可能。

写真映えするように細部まで拘ってデザインされている。また、アルミならではの経年変化を楽しめる且つ高い耐久性を持つ。

サブブランドに『Memorial and Record Fish(記録にも記憶にも残る魚を)』と掲げ、アングラーに寄り添った特注品にも対応しており、今回は筆者の要望にも対応して頂いた。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた拘りの詰まった製品(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

年末年始の忙しい中での相談だったが、2週間ほどで製品が完成したということで工房にお邪魔して製品を受け取る。自身もバスアングラーである曽根代表と釣り談議に花が咲き、ありがたいことにステッカーの貼り方や金属板の加工方法までレクチャーして頂いた。メジャーステッカーは手に入ったので自分で金属板に貼り付けていく。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた丁寧にレクチャーして頂いた(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

作業工程

作業工程は大まかに『金属板の加工』『メジャーステッカーの貼り付け』の2つに分かれる。まずは金属板の加工から。鋭利な四隅を丸く整えるため、金切ノコで大まかに切断してダイヤモンドヤスリで形を整える。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた金切ノコで切断した状態(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

形が決まったら240番と600番の紙ヤスリを使い、手触りを整えていく。この時、四隅だけではなく側面全てヤスリ掛けするのがポイント。どこを触っても手を切る心配が無いくらい滑らかになれば金属板の加工は完了である。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた紙ヤスリを使い手触りを整える(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

ステッカーを貼り付ける

次はメジャーステッカーの貼り付けで、ポイントは貼るための道具を必ず用意すること。教えて頂いたのは、ダイソーで販売されている『スキージー』という道具。壁紙などと同じコーナーに置いてある、シートなどを綺麗に貼るための道具である。それにホコリ取りのためのメガネ拭きがあれば道具はOK。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみたいずれもダイソーで購入できる(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

手順は単純で、金属板を清掃した後にメジャーステッカーの端を金属板に貼り付け、徐々に裏紙を剥がしながらスキージーを使い貼っていくだけ。スマホのフィルムを貼ったことがあれば大体同じと思えばよい。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた貼るのは意外と難しい(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

単純なのだが、なにせ長いのでどうしてもズレてしまう。たかが貼るだけ、と甘く見ていたが上手く行かないので奥さんを巻き込んで作業することになった。

「曲がってる!曲がってる!!」「引っ張りすぎだってば!」などと大騒ぎしながら剥がしては貼り直し…、結局終わったのは夜中の11時過ぎ。子供たちが寝付いてからの作業開始とはいえ、夜遅くまで文句も言わずに付き合ってくれた。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた「誠意を見せろ」とご褒美を要求された(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

貼る際に引っ張りすぎると伸びてしまうと注意されていたが、貼った後に同じ長さの部分を比較したところほとんどズレていなかった。無事成功である。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた上も下も大体170cm(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

完成品の全体像はこんな感じ。左側は小型の魚も測れるように75cmのステッカーを追加で貼り付け、右側は記録を刻めるように何も無いエリアを多くとった。デカすぎて写真撮影が難しい。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた2m×40cmの巨大アルミメジャーボード(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

記録を刻む

出来上がったので早速我が子の身長を測る。学校などでの身長・体重測定の結果も分かるのだが、このボードで測ることに意味がある。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみたまだ素直に付き合ってくれる(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

ついでに体重も測り、測定日・身長・体重を打刻印で刻み込んでいく。垂直に一発で叩きこまないと文字がかすれてしまう上にやり直しも効かない。まさに一発勝負である。初めてなので打つ位置や文字を間違えたりしてグダグダだったがそれも味になった。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみたボカシ部分には名前が刻んである(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

作ってみて

総重量6.5kg・全長2mの唯一無二のメジャーボードを作ることができた。子供の成長も刻み込むことができ、まさに記録にも記憶にも残る逸品と自負している。

まだ刻印してあるのは子供たちの記録だけだが、これからは思い出に残る魚も記録したい。そして釣りを続けられる限り、そして子供たちが付き合ってくれる限り『思い出を残していければ良いな』と思っている。

釣った魚のサイズと子供の身長どちらも測れるメジャーボードを自作してみた収納は冷蔵庫の裏へ(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

<黒犬ちこり/TSURINEWSライター>

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