紀州釣りとは和歌山県発祥の伝統釣法で、かつては武士が剣技の鍛錬にその釣りを行った歴史がある釣法ともいわれている。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版・佐々木博司)
ダンゴ材は?
ではさらに深堀りして、これを読まれている人に再現性のある内容を説明していきたい。当然ながらこのウキダンゴ釣りで最も重要な存在のダンゴ材だが、このダンゴ材がこの釣りの70%の役割を担っていると言っても過言ではない。その中で最も重要なのは、ダンゴを握る回数でダンゴの割れるタイミングを調整できるものを選択しなくてはならない。
おすすめダンゴ材(提供:週刊つりニュース中部版・佐々木博司)私が推奨するのはマルキユーのダンゴ材、ウキダンゴXだ。これはウキダンゴ釣りの競技にも使用されているほど実績の高いダンゴ材で、私はこれを使いやすくさらにブレンドしている。
500ccの計量カップを使う(提供:週刊つりニュース中部版・佐々木博司)ウキダンゴX1袋をベースに、500ccの計量カップを使用して同じマルキユー細びきさなぎ250cc、チヌスパイス250cc、ニュー活さなぎミンチ激荒を1/5袋とアミエビ500ccに海水を250cc加えてムラなく混ぜ込む。
ダンゴはこれくらいの大きさ(提供:週刊つりニュース中部版・佐々木博司)以前はこれにオカラだんごを加えていたが、最近はウキダンゴXの精度がさらに高まり、オカラだんごを追加しなくともさらにダンゴの割れがスムーズになった。過去に割れのコントロールでうまくいかなかったことがある人も、ぜひあらためて使ってほしい一品となっている。
さしエサに使用するのは基本通りオキアミ、コーン、練りエサだが、特に練りエサはなくてはならない存在だ。練りエサはさしエサの中で最も比重が高く、流れの中で浮き上がることが少ないため、時間の経過とともにスレてきたクロダイには特効薬となることが多い。
ウキが重要
ダンゴ材のレシピとさしエサの種類が分かったところで、仕掛けの話に移りたい。基本的には通常通りのウキダンゴ釣りの仕掛けなのだが、一点だけ大きく違う点がある。それはウキだ。
ウキダンゴ釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版・佐々木博司)この激流ツバメ返しはウキを意図的に流れの上流に飛ばす必要があるため、ウキには飛ぶための比重が必要だ。この釣りによく使用されるウキの寝ウキや玉ウキは5g以下のものが多く、それではウキを飛ばせない。
したがって使用するウキの比重は10~15gがマスト条件となる。製品としてお勧めできるのは、遠矢ウキのSP‐3003B、もしくはキザクラ黒魂チヌダンゴウキMが良いだろう。ここまできたら、後はウキの飛ばし方なのだが、これが見様見まねではなかなか難易度が高くて簡単にはできない。

