テーマは「流れ川で美ベラ狙い」。千葉県東庄町を流れる黒部川でひとり中尺竿で粘った吉田だったが、両隣の長竿が好調だったことからもはやガマンの限界。竿を伸ばして再スタートを切った。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
プチ美ベラを追釣
「アタリが少ないほうがヘラ率がきっと高いんですよ!」
マブナラッシュの記者や常連・山﨑氏が長竿でマブナラッシュだったところに、いきなり40cm弱を釣ってしまったものだから、そのドヤ顔たるや相当なものだった。
ところがあまりにもアタリがなさ過ぎたことに加えて、左隣の記者が吉田の1枚目に迫るサイズを釣ってしまったものだから、ついに吉田の我慢も限界へ。前言をあっさり撤回し、仕掛けやエサはそのまま竿を13.5尺から16.5尺へ。時刻は11時51分。太陽は相変わらず顔を出さず気温は低いまま。しかも東風が朝より強くなりはじめ、水面には波が立ち始めた。
すると竿替えからわずか20分ほどで、尺前後のプチ美ベラをゲット。
プチ美ベラキャッチ(提供:週刊へらニュース編集部・関口)「えーっと、今日のテーマはサイズではなく形ですよね。でしたらこれでノルマ達成ですよね!?」
それはそうだがいくら何でも尺クラスではいささか物足りないだろう。せめて尺2寸以上は釣ってもらわないとね。
「わかりました!関口さんがさっき釣った以上の美ベラを釣ってみせますよ!」
ちょっとアタリが出るとすぐに口が滑らかになる吉田の悪いクセだが、自信を持つことは悪いことではない。まあ、頑張ってくれ!
レンギョのお出まし
すると吉田のヒットからわずか4分後、今度は21尺竿を振っていた山﨑氏に最上級とも言える美ベラがヒット。サイズこそ35cmだが、肩が盛り上がり肉厚の超美形を手にして「吉田くん、こんなのが釣れたよ」と吉田にジワジワとプレッシャーを掛ける(笑)。
するとその直後、再び吉田の竿が曲がったが、どうも様子がおかしい。まるで地球を釣ったかのようにうごかなかった初動から、今度はノッシノッシと左右へ。
「うわーッレンギョだー(汗)」
黒部川右岸食肉センター下の特徴の一つが、釣り座の前に整然と並ぶ乱杭。ここを境に水深が一気に深くなるのだが、レンギョをはじめとする大型外道の多くが、ハリ掛かりすると手前に突っ込んでくる傾向が強い。
外通しの両グル(提供:週刊へらニュース編集部・関口)沖でやりとりできればハリスを切るだけで済むが、杭周りに巻かれると道糸ごと切られてしまうことがある。よって慎重に竿操作をして、できるだけ魚を手前に来させないようにしたい。そして浮き上がったタイミングですぐさま道糸をつかんでハリスを切るのが安全策と言えよう。
圧倒的に長尺有利
いずれにしてもこの騒ぎで、以降はパタリとアタリが止まってしまった。記者も山﨑氏もアタリはなく、時刻は早くも14時過ぎ。いいとされる時間帯に突入しているので、そろそろアタリが復活してきてもよさそうな雰囲気なのだが……。
14時41分、沈黙を破ったのは記者。サイズこそ34cmだったが、午前中に山﨑氏が釣った美ベラと同クラスの超美形がヒット。これでお尻に火が付いてしまった吉田。
竿をさらに伸ばす(提供:週刊へらニュース編集部・関口)「もっと竿を長くしまーす」と言って、竿を18尺に伸ばす。ところがここで常連の山﨑氏は、竿を21尺から一気に14尺へと変更。プライムタイムを中尺竿で勝負に出た。
「そもそもここでいい釣りをした時は、ほとんどがこのくらいの竿なんだよね。それに短いほうが夕まづめでもウキが見やすいしね」
そう、初見の吉田は知る由もなかったが、実はこの釣り場、夕方になると手前が土手の影響で影になり沖だけが明るく光ってウキが非常に見づらくなるのだ。
「えーっ、そうなんですか。先に言ってくださいよー(汗)」
次回も「流れ川で美ベラ狙い」です。
<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>
黒部川
入釣料:無料。釣り台必携。



