寒い季節は暖まる食べ物として鍋が好きな読者も多いのではないだろうか?今回は「旨い鍋が食べたい!」と食欲丸出しで狙いに行ったロックフィッシュゲームの模様をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
鍋のためにロックゲーム
年の瀬を感じる12月のある日、会社で同僚と寒い季節に美味しい鍋料理の話から、釣った魚で鍋にするなら「ハタ系の魚の鍋はおいしいよね」という話になり久しぶりに地磯にアカハタを狙いに行ってみようと釣行を予定した。
アカハタ狙いのタックル
ロックフィッシュ狙いは夏以来となる為、タックルの準備から始める。今回は地磯からのアカハタ狙いの為、本格的なハードロックフィッシュタックルを用意した。
・ロッド:ダイワ社ソルティストHRF87HB AGS
・リール:ダイワ社ジリオンTW1516XXH
・ライン:PE2号、リーダーフロロカーボン8号
迎えた当日、波の予報は高くなかったが、残念ながら予報は外れ波は高く地磯への釣行は危険と判断し断念する事にした。場所や立ち位置によっては出来なくもない波の高さだが、安全を優先して判断した。
大本命のクエ登場!
予定していた地磯へは行けなかったが、前日に道具まで準備していた為ウネリの影響の少ない湾内のポイントを巡る事にした。同行者は別の用事が入り単独釣行の為安全第一で足場の良いポイントを回っていく。
1か所目は大規模な漁港の港内のポイントへ行って様子をみる。港内の壁際や敷石周りのポイントをランガンするが反応は無い為移動する事にした。2ヵ所目は湾内の漁港へやってきた、ここは夏にクエ狙いで来ていた所である。
まずは実績のあるピンポイントへ、サワムラ社ワンナップシャッド4インチの18gテキサスリグを入れてみるとすぐにバイトが出た。なかなかの引きを見せたのは大本命であるクエでサイズも37cmと十分なサイズであった。
クエをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)夕マヅメにビッグヒット到来
最高の鍋具材をゲットでき次を狙うが流石に季節外れなのか、以降は小型のオオモンハタとガシラを数匹キャッチするに留まった。16時を回りもう十分な釣果は得たがせっかくなので夕マヅメまでやって行く事にした。
サイズアップを目指し少し移動して風裏になる漁港へやってきた。引き続きテキサスリグで探って行くと小型のオオモンハタがアタってくる。17時を過ぎて日が沈みそろそろ終了するかと思いながら、スロープ横の敷石を探っていると、今までとは違う強烈な引きの魚がヒットした。
チャイロマルハタが浮上!
夏に何度もやられたあの感触で良型根魚を確信、根に入られないようにロッドを立てタックルを信じてドラグフルロックでファイトする。強烈な突っ込みに何度も耐えキャッチしたのは45cmのチャイロマルハタであった。
45cmのチャイロマルハタをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)強い引きの割にサイズが小さく感じてしまったが、それでもオカッパリでは上出来なサイズである。準備でリーダーを結ぶ時、5号か8号か迷って太い方を選んで正解だった。
チャイロマルハタは夏に何度も狙ったがキャッチできなかった魚である。年末のこの時期に夏の忘れ物を回収できたような思い出に残る釣行となった。
メモリアルな釣果となった(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)釣り人特権根魚鍋レシピ
ここからはお目当てであった鍋料理のレシピを紹介しよう。魚は三枚におろして切り身にした後、鍋に入れる前に熱湯をかけ霜降りして臭みを取る。
ハタ系の魚はヌメリを出す為、この時に残った鱗と共に取っておくといい。鍋に水をいれ三枚におろした際に出たアラを煮て出汁を取る。この時出るアクはしっかり取っておくことが臭みを残さないポイントだ。
アラで出汁を取る(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)味付けは少量の塩や醤油等お好みで出汁に入れ、アクが出なくなってきたら野菜と豆腐を鍋に投入。
野菜を入れる(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)グツグツと煮立って野菜に出汁が染みたら魚の切り身を投入し、火が通れば釣り人特権根魚鍋の完成である。
根魚鍋の完成(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
根魚の身は絶品(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)ひとしきり食べた後の締めは出汁を最後まで味わうのも良いし、ご飯と溶き卵を入れ雑炊にするのも良い、残った出汁にラーメンやうどんを入れたりしても美味しい為お好みで自由に堪能してほしい。
雑炊を堪能(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)冬のロックフィッシュについて
今回、オカッパリからグッドサイズのクエとチャイロマルハタがキャッチできたのはかなりの幸運であった。夏が最盛期のロックフィッシュで中でも クエとチャイロマルハタはなかなか難しいターゲットである。
冬でも比較的狙いやすいのは南紀なら個体数の多いアカハタやオオモンハタだろう。都市近郊の港湾部であればガシラ、メバル北の地方ならクロソイやアイナメ等ターゲットになるがいずれも冬のオカッパリは簡単ではない。
地磯釣行の注意点
地磯釣行の注意点として、ライフジャケットやスパイクシューズ等安全装備は必ず着用する事。昨今YouTube等で地磯へのルート紹介もされておりエントリーしやすくなっているが、初心者だけでの地磯釣行は安全面から避けた方がいい。経験者でも自信が無い内は単独釣行を止めておく。筆者も地磯釣行は単独では行かないと決めている。
今回のように波の高さで危険度の判断をしたり、転倒など事故をした際に単独ではどうする事もできなくなる為である。足を軽くひねって捻挫しただけで一人で帰るのは困難になる所もある為、慎重に判断してほしい。
ガイド船がオススメ
安全面を考えるとガイド船利用がおすすめである。最近伊勢湾のガイド船ではキジハタが良く釣れているし、ガシラやメバルは安定した釣果を得やすい。三重や和歌山も冬場は深場を撃てるチャーター船、レンタルボートからの方が釣果は得やすい。
資源保護にも考慮しよう
美味しいロックフィッシュだが過剰なキープは慎んでほしい。筆者はキーパーサイズは最低で25cm、通常は30cm以下はリリースしてキープ数は3匹までにしている。情報化社会の今、SNS等で釣り場名を公開するのも控えた方が無難である。
何の気なしに発信した情報が元で釣り人が殺到する事もあり得る、このあたりは個人の自由だが、閲覧者の中には釣った魚を根こそぎ持ち帰る人や平気でゴミを捨てるマナーの無い人もいるという事を認識して投稿してほしい。寒い季節だが、防寒対策をしっかりして安全第一でマナーを守って釣行して頂きたい。
<稲垣順也/TSURINEWSライター>

