これで約一か月、大阪湾奥にアジが滞在してくれている。もっと短い期間しか釣れない年もあるので今年はかなり恵まれていると言っていい。この日は冬とは思えない小春日和に恵まれて、またしても最寄りのアジング・ステーションであるフェリーターミナルへ向かった。釣果も優れ、いい釣りとなった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
暖かな日のアジング
大阪南港フェリーターミナル。筆者にとってこの数年で完全にアジングのポイントとなった定番の場所だ。釣行日は12月20日。全国的にも非常に暖かかった日で、日中の大阪の最高気温は20度にもなった。こんな日に、しかも新月大潮という好条件が絡む。もう釣りにいくしかない。
しかし、出る前にはちょっと迷った。メバルを狙う手もあったのだ。結果的にアジにしたのは、やはり今季はまだメバルからの反応がないこと。そしてメバルを執拗におえば、せっかく確実にいるはずのアジを逃してしまう可能性があるからだ。ここはアジングロッド1本で、アジの数釣りといこう。
マヅメから気配あり
夕刻にエントリー。デイアジング的なものができればと思ったが、突いてきたのは小さいキビレだけだった。実は先日も同じワームで、ほとんどまったく同じサイズのキビレを釣っている。もしかして日中でもチビレゲームは成立するのだろうか?いつか試してみる価値があるかもしれない。
チビレは日中でも釣れる?(提供:TSURINEWSライター・井上海生)だんだんと夕暮れが迫り、アタリが出始める。しかし感触からして、サバだった。やがてキラキラした群れが入ってきて、やはりサバの大群らしいと確定。試しにメタルジグを投げてみるも、食ってこなかった。この群れをどうやって釣るかは今後の課題である。
約20分でツ抜け達成
最初のアジを釣ってから、ツ抜けまでは20分だった。体感的には一瞬だ。
アジ1尾目(提供:TSURINEWSライター・井上海生)サイズはすべて豆アジだが、何せ入れ食い状態なので楽しい。時折サバやキビレも混じる。どうもリグを大きくするとボラが邪魔してくるのが最近のパターンとして顕著なので、この日は小さめで攻めた。
いつまでも豆アジ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)さすがに新月大潮という、常夜灯パワーが最大限に効くシチュエーションだ。アジの活性が普段とはまるで違う。時合いは30分程度で終わってしまったが、そのあとも5分と開かずアジが釣れ続けて、おそらく40尾近くは釣った。
困ったのが、エステルラインのバックラッシュだ。この日は風もなく、非常に快適に釣りをすることができたのだが、どうもそういうことと無関係にエステルがバックラする。1年程度同じラインを使っているのだが、それほど使用機会も多くなかったし、適度にカットして使っているのだ。
それでこんなにバックラされてはかなわない。何かひとつはうまくいかないことが起きるものだ。年末最後の釣行を終えたら、潔くすべて巻き替えてしまおう。
今年はメバルよりアジだ
この翌々日も泉大津に釣りにいったが、メバルの気配はまだなかった。代わりにチヌ6枚となんだか調子が狂うような釣果となった。ちなみに、その日は泉大津にはアジがいなかったので、「アジかメバルか」の狙いの判断は結果的に正しかったことになる。
メバルが浮いてこないのは、まだ海水温の言い訳が通用する。15℃台と、ちょっとだけ適水温に達していないのだ。だが、おそらく私はこの冬は大阪湾奥ではメバルが浮上してこない気がする。アジの存在感も大きいだろうし、釣り人が釣る前にスポーンに入っている可能性もあるのだ。
こうなると厄介で、産卵に入ったメバルは一切食ってこなくなる。そして、1月には釣り物がなくなってしまう――。
この冬はメバルよりアジだ、という感を強めた一日になった。どこかで一日、確実にメバルだけを狙って釣ってみたいが、実はもう何度もそういうこともやっているのだ。ここは大きく場を変えるしかないとも思っているが、どうも筆者の守備範囲ではメバルが低調そうなのは、ネットの情報でも大きく共有されている。
<井上海生/TSURINEWSライター>
南港フェリーターミナル


