釣り人なら、思わず「あるある」とうなずいてしまう瞬間がきっとあるだろう。準備万端のときほど釣れなかったり、気付けば道具が増えていたり、なぜか当たってしまうジンクスを信じてしまったり――釣りの周りには、不思議と共通する感覚があふれている。今回は、釣具のポイントで日々釣り人と接しているスタッフへのアンケートをもとに、「釣具店あるある」「釣りあるある」、そして1年の中で特に忙しくなる時期について、ランキング形式で紹介する。
(アイキャッチ画像提供:釣具のポイント)
目次
釣具屋の「忙しさ」と「あるある」
釣りは、竿を出している時間だけがすべてではない。準備をしている時間、情報を集めている時間、釣具店に立ち寄る時間――その一つひとつに、釣り人ならではの感情や行動がにじみ出る。中でも、釣具店はそうした“釣りの空気”が最も濃く集まる場所だ。
今回は、日々釣り人と接している釣具店スタッフへのアンケートを通して、「1年間で一番忙しい時期」と「釣具店あるある・釣りあるある」を調査した。現場の実感として語られた声をひもといていくと、釣り人に共通する行動や、思わずうなずいてしまう感覚が見えてくる。
釣具のポイントスタッフにアンケート
釣り初心者からベテランまで幅広い層が訪れる釣具のポイントは、九州を中心に全国展開する大手釣具チェーンだ。豊富な品揃えに加え、日々さまざまな釣り人と向き合うスタッフが在籍し、来店者の経験値や目的に応じた対応を行っている点も特徴といえる。
親切な対応をしてくれる釣具のポイント(提供:釣具のポイント)今回は、そんな釣具店の現場で日常的に釣り人と接しているスタッフを対象に、釣りにまつわる「忙しさ」と「あるある」をテーマとしたアンケートを実施した。
1年間を通して特に忙しさを感じる時期や、その理由、さらに仕事や釣行の中で感じてきた「釣具店あるある」「釣りあるある」について、自由記述形式で回答してもらっている。
【質問内容】
・ 1年間で一番忙しい日はいつ?理由と併せて教えてください。
・「釣具店あるある」または「釣りあるある」を教えてください。
対象:釣具のポイント 全店舗スタッフ
回答形式:フリー記述
有効回答数:218件
1年間で一番忙しい日はいつ?
アンケートでは、「初売り・正月が一番忙しい」(125票)という声が最も多く寄せられた。年末年始は仕事が休みのお客様が多く、初売りを目的に来店する人が集中するため、「一年で一番お客様が多い」「購買意欲が最高潮になる時期」と感じている店舗が多いようだ。
次いで多かったのがゴールデンウィーク(26票)で、気候が良く、初心者からベテランまで釣り人が一斉に動く時期であることに加え、普段あまり釣りをしないファミリー層の来店が増える点を挙げる声が目立った。
一方、12月(17票)については年末セールや各種イベント、初売り準備が重なり短期間で業務量が増える時期として名前が挙がった。
夏(17票)は大型セールや夏休みシーズン、シロイカなど旬の釣り物によって忙しくなるという回答が多かった。
秋(13票)も、釣り物が一気に増え、天候の良い休日が多いことから用品がよく動く時期として挙げられており、アンケート全体を通して「釣り人が動くタイミングと忙しさが重なる」という実感が共通して語られていた。
1年間で一番忙しい日はいつ?(提供:TSURINEWS編集部・藤田)釣具店あるある・釣りあるある
ここからは、釣具のポイントスタッフに聞いた釣具店あるある・釣りあるあるを第5位からランキング形式で紹介しよう。
第5位:釣具店員=何でも知っていると思われがち
釣具店員は「釣りが上手い」「何でも知っている」と思われがちだが、実際は得意分野も経験値も人それぞれ。必ずしも全員が頻繁に釣りへ行くわけではない。
一方で、仕事柄“釣具屋目線”が抜けないのも事実だ。他店の品揃えや価格、陳列が気になったり、現場から「竿が折れた」「釣れない」といった電話相談を受けたりすることも多い。
こうした日常も含めて、釣具店員ならではの「あるある」と言えるだろう。
全ての釣りを知っているように見えてしまう(提供:釣具のポイント)第4位:釣りの楽しみ
釣りの楽しさは、実は釣り場に着く前から始まっている。道具の準備をしているうちに時間を忘れ、前日はワクワクして眠れない。翌朝は不思議と早起きできてしまう、という声も多かった。
釣り場では「ラスト1投で帰る」と宣言しながら、なかなか終われないのも定番だ。最後の一投が何度も続き、気付けば時間があっという間に過ぎている。熱中しすぎて、食事を忘れてしまうこともあるという。
また、新商品を眺めるだけで気分が上がったり、釣果情報を聞いて気持ちが高ぶったりと、日常の中にも釣りの楽しみは溶け込んでいる。
よく釣る人は特別に上手いというより、単に釣行回数が多いだけ——そんな現実も含めて、釣りを楽しんでいる人なら思わずうなずいてしまう「あるある」だろう。
ラスト1投で仕留めたアオリイカ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・桑原一幸)第3位:日常がすでに釣り脳
釣りにハマると、日常の見え方が少し変わってくる。車で走っていれば、海や川、池が目に入るたびに「ここ、釣れそうだな」とついチェック。ドライブ中に水辺を見て魚影を探してしまうのは、もはや釣り人の本能だ。
中古ルアーやエギを見れば、メーカー名や商品名を当てたくなり、すれ違う釣り人の道具も自然と目に入る。前の車にダイワやシマノのステッカーが貼ってあれば、思わずテンションが上がるという声も多い。
スーパーでは必ず鮮魚コーナーに立ち寄り、魚の価格を見ては「これなら自分で釣った方が……」と考えてしまう。金額を釣具に換算したり、魚のサイズで長さを想像したりと、感覚もすっかり釣り基準だ。
天気予報を見るときも、気になるのは潮回りや風向き。月を見れば、だいたいの潮が分かるという人もいた。
気付けば、生活のあらゆる場面が釣りと結びついている――それこそが、多くの人が共感した「釣り脳あるある」なのだろう。
ついつい川を覗き込んでしまう(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)第2位:気付けば道具が増えている
釣り人にとって、物欲は切っても切れない存在だ。釣行日が近づくと、特に必要でもないのに「念のため」と道具を買い足してしまう。小物だけのつもりが、気付けば予定外の出費になっていることも少なくない。
スナップや仕掛け、ケミホタル、電池などの消耗品は、家にストックがあることを忘れて何度も購入しがちだ。帰宅してから同じものが出てきたり、ロストしたと思って買い直したら実は無くしていなかった、という声も多かった。
また、新商品が入荷すると我慢できずについ手が伸びる。釣具店をはしごしたり、買ったばかりのルアーを結局使わず、いつものルアーに戻ってしまうのも定番だ。弁当は半額を狙うのに、釣具には平気で1万円以上使ってしまうという“金銭感覚のズレ”も印象的だった。
状況に対応するため道具が増え続け、気付けば家は釣具だらけ。それでも「次こそ必要かもしれない」と思ってしまう――そんな釣り人の性が、2位にランクインした理由だろう。
気づけば同じルアーがたくさん(提供:TSURINEWSライター・大ちゃん)第1位:釣りのジンクス
釣り人の間で、もっとも多く共感を集めたのが「ジンクス」だった。準備万端で臨んだ日に限って釣れず、忘れ物をした日や気楽な釣行ほど好釣果に恵まれる。クーラーボックスやタモを新調すると釣れない、タモを持っていない時に限って大物が掛かる――そんな声が数多く寄せられている。
「昨日までは良かったんだけどね」という船長の一言や、事前に釣果情報を仕入れてから向かうと釣れない、といった“タイミングの悪さ”も定番だ。釣れたらお裾分けすると約束した途端に沈黙する、電話が鳴った瞬間にアタる、帰ろうとすると魚が掛かるなど、理由の説明がつかない出来事も多い。
気合を入れすぎると釣れない、殺気が出るとダメ――そんな感覚を持つ人も少なくなかった。一方で、初心者が大物を釣り上げる「ビギナーズラック」や、準備不足の日ほど結果が出る現象も、釣りの不思議さを象徴している。
理屈では割り切れないが、なぜか当てはまる。それでも釣りに行ってしまうのは、こうしたジンクスも含めて、釣りそのものを楽しんでいる証なのかもしれない。
クーラーボックスを新調すると釣れない(提供:WEBライター・濱堀秀規)こんな声も 思わずうなずく珍回答
ランキングには入らなかったものの、現場ならではの小さな「あるある」も多く寄せられた。釣具店では「『あれ、どこにありましたっけ』と聞かれても、ニッチな商品の売り場がすぐに思い出せない」「現品なら安くしてほしいと言われる」「何もしていないのに竿が折れたと言われる」といった、接客ならではの声が目立つ。
また、釣り場や街中でお客様に声を掛けられることが増えたり、「ポイントの人だ」と言われたりするなど、釣具店員と釣り人の距離の近さを感じる場面も多いという。常連客からマニアックな釣果情報が自然と集まる点も、現場ならではだ。
釣りに関する珍回答では、「1投目で高切れ」「新品ルアーを1投目でロスト」「結び直した直後に再び根掛かり」「エアノットを解こうとして悪化する」など、思わず苦笑いしてしまう失敗談が多数寄せられた。バラした魚が一番大きく感じたり、隣だけ釣れて見えたりする心理も、釣り人共通の感覚だろう。
スーパーで魚が買えなくなる、マップアプリのピンが海側に偏る、糸巻きがきれいに決まると嬉しい――そんな日常に溶け込んだ感覚も印象的だった。細かな違和感や失敗談の積み重ねからも、釣りと釣具店を取り巻くリアルな空気感が伝わってくる。
「釣具店」または「釣り」あるあるを教えて(提供:TSURINEWS編集部・藤田)アンケートで見えたリアル
今回のアンケートからは、釣具店の忙しさが「釣り人が動くタイミング」と強く結びついていること、そして釣りに関わる人たちが共通して抱く感覚や行動パターンが浮かび上がってきた。
初売りや大型連休といった分かりやすい繁忙期だけでなく、日常の中に染み込んだ“釣り脳”や、つい信じてしまうジンクス、止まらない物欲などは、立場や経験を問わず多くの人に共通している。
現場で釣り人と向き合うスタッフの声を通して見えてきたのは、釣りが単なる趣味を超え、生活や感情の一部として深く根付いているという事実だろう。忙しさも、失敗も、あるあるも含めて楽しんでしまう──そんな釣り文化の一端が、今回のアンケート結果から垣間見えた。
釣具の購入にも便利な「釣具のポイントアプリ」
釣具のポイントが提供する公式アプリは、釣り情報のチェックだけでなく、釣具の購入をスムーズに行える点も大きな特徴。店舗とオンラインの両方を活用でき、買い物の選択肢を広げてくれる。
釣り人の味方「釣具のポイントアプリ」(提供:釣具のポイント)釣りコミュニティ
コミュニティ機能では、他の釣り人の釣果や使用タックルを確認できる。実際に使われている道具を知ることで、次に購入する釣具選びの参考になる場面も多い。
コミュニティで情報を交換(提供:釣具のポイント)釣り情報
公式アプリでは、各地の釣果情報や店舗ブログをまとめてチェックできる。釣れている魚やシーズンの動きを把握することで、必要な道具を事前にイメージしやすくなる。
釣りに必要な情報を入手できる(提供:釣具のポイント)公式オンラインストア
釣具のポイント公式オンラインストアと連携しており、気になった商品をアプリからそのまま購入できる。店舗に足を運ぶ時間がないときでも、必要な釣具を揃えやすい。
手軽に釣具を購入できる(提供:釣具のポイント)アプリクーポン
アプリ限定のクーポンが配信される点も見逃せない。消耗品の補充や買い替えのタイミングで活用でき、釣具をお得に購入できる機会が広がる。
お得なアプリクーポンも見逃せない(提供:釣具のポイント)読むコンテンツ
TSURINEWSの記事をアプリ内で読むことができ、釣果情報や新製品に関する話題をまとめてチェック可能。道具選びの参考になる情報を、買い物前に確認できる点も便利だ。
TSURINEWSの記事も読める(提供:釣具のポイント)情報収集から釣具の購入までを一つの流れで行える釣具のポイント公式アプリ。釣具選びを効率よく進めたい人にとって、心強いサポート役となりそうだ。
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>

