釣りの魅力は、魚が釣れた瞬間だけにあるわけではない。初めての1匹に出会えた喜びや、念願の魚を仕留めた達成感、大物との緊張感あるやり取り、そして誰かと感動を分かち合った時間など、釣り人それぞれに忘れられない瞬間がある。そこで今回は、釣り人と日々接している釣具のポイントのスタッフ約200人にアンケートを実施し、「釣りをしていて一番感動した瞬間」について聞いてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・藤田)
目次
釣りの魅力は「感動の瞬間」にある
釣りの楽しさは、魚が釣れるかどうかだけで決まるものではない。狙い通りの1匹に出会えた瞬間や、思いがけない大物とのやり取り、誰かと喜びを分かち合った時間など、釣りには人それぞれの「忘れられない瞬間」がある。
こうした感動は、釣果やサイズといった結果だけでなく、その過程や背景も含めて心に残るものだ。何度も通い続けた末にたどり着いた1匹や、初めての挑戦が実を結んだ瞬間は、釣り人にとって特別な記憶となる。
そこで今回は、釣り人と日々接している釣具のポイントのスタッフ約200人にアンケートを実施。釣りをしていて一番感動した瞬間について聞いてみた。
釣具のポイント店員へアンケート
釣り初心者からベテランまで幅広い層が訪れる釣具のポイントは、九州を中心に日本全国へ店舗を展開する大手釣具チェーンだ。
豊富な品揃えはもちろん、釣りに精通したスタッフが一人ひとりのレベルや目的に合わせて丁寧に対応してくれるのが特徴。初心者には釣りの楽しさを実感できる第一歩を、上級者には次なる目標や挑戦へのヒントを提供している。地元に密着した釣果情報やリールメンテナンスなど、釣行前後を支える存在でもある。
そんな釣具のポイントで日々釣り人と接しているスタッフたちは、どのような瞬間に「釣りの感動」を強く感じているのだろうか。今回は、釣りをしていて一番心に残った感動の瞬間についてアンケートを実施した。
感動の架け橋となる釣具のポイント(提供:釣具のポイント)アンケート内容
ここからは、アンケート結果をもとに「釣りをしていて一番心に残った感動の瞬間」を紹介し、その背景にあるエピソードを掘り下げていく。
アンケートはオンライン形式で実施し、以下の内容で回答を収集した。
・質問:釣りをしていて一番感動した瞬間を教えてください。
・対象:釣具のポイント全店舗のスタッフ
・有効回答数:218件
5位:家族や仲間と感動を共有できた(9件)
釣りの感動は、自分だけで味わうものではない。アンケートでは、家族や仲間と喜びを分かち合えた瞬間を挙げる声も寄せられた。
初めて釣りをする人が魚を釣り上げて喜ぶ姿や、子どもが初めての1匹を手にして笑顔を見せた瞬間は、周囲にいる人にとっても強く心に残る出来事だという。
また、店舗で応対した後日、お客様が「大物が釣れたよ!」と報告に来店してくれることも、感動的な瞬間のひとつ。釣りは魚を釣ることだけでなく、喜びを共有することで感動がより深まることを改めて感じさせる結果となった。
ファミリーで釣りの感動を共有(提供:フィッシングパーク・トリトン)4位:強烈なファイトを味わった(15件)
魚が掛かった直後の強烈な引きや、手元に伝わる重みは、釣りならではの醍醐味だ。アンケートでは、大物とのやり取りそのものに感動した瞬間を挙げる声が寄せられた。
強い引きに耐えながら駆け引きを重ね、ついに魚を釣り上げたときの達成感は格別。釣り上げた魚を味わう楽しみも含めて、記憶に残る体験だという。掛かった瞬間から取り込むまでの緊張感こそが、釣りの魅力を強く実感させる場面といえそうだ。
10kg近いカンパチの引きは強烈(提供:TSURINEWSライター・津久茂真奈美)3位:狙い通りに釣れた(18件)
アンケートでは、自分なりに考えた狙いが的中した瞬間に感動したという声も見られた。狙った通りの釣れ方をしたときは、単なる釣果以上の達成感があるという。
特に、新しい魚種や新しい釣り方に挑戦し、最初の1匹を手にした瞬間は印象に残りやすい。試行錯誤を重ねた末に結果が出たことで、自身の成長を実感できたという意見が多かった。
一方で、「30cm以上のルアーで釣れたとき」といった少し変わった回答も。サイズ感に思わず驚かされるが、こうした挑戦心あふれる発想も、釣りの奥深さを感じさせるエピソードといえそうだ。
狙い通りに仕留めたブラックバス(提供:週刊つりニュース中部版APC・纐纈修祐斗)2位:大物・自己記録を達成した(43件)
釣り人にとって、大物や自己記録の更新は一生忘れられない瞬間だ。アンケートでも、サイズや価値のある魚を仕留めた体験に強い感動を覚えたという声が多く集まった。
中には、堤防から泳がせ釣りで10kg級のブリを釣り上げた瞬間や、コマセマグロ釣りで57kgと44kgのマグロを1日で2本キャッチしたという圧巻の釣果も寄せられている。さらに、専門の遊漁船が存在しない未開拓の山陰エリアで、100kg超のクロマグロを釣り上げたという驚きのエピソードもあった。
いずれも偶然ではなく、準備や判断、積み重ねた経験の末にたどり着いた結果だという点が共通している。自分の限界を超える1匹に出会えた瞬間こそが、釣り人の記憶に深く刻まれる感動なのだろう。
自分の身体より大きな獲物が釣れることも(提供:週刊つりニュース西部版APC・濟郁恵)1位:初めて・念願の魚が釣れた(103件)
アンケートで最も多く寄せられたのが、「初めて」や「長年の目標」を達成できた瞬間だった。釣りを続ける原動力になる感動として、多くの人の記憶に刻まれているようだ。
具体的には、2年続けたエギングでようやくアオリイカを釣り上げた瞬間や、月に6回も石鯛釣りに通い続け、ついに大きな石鯛を手にしたという声があった。また、初めて「食べられる魚」を自分の手で釣った体験が、強く印象に残っているという意見も見られる。
時間や労力を重ねた末に迎えた1匹は、サイズ以上の価値を持つ。努力が報われた瞬間の喜びこそが、釣りの感動を最も強く実感させる場面といえそうだ。
初めて釣れた魚は格別(提供:週刊つりニュース西部版APC・石田一聖)こんな珍しい回答も
アンケートの中には、思わず目を引くような少し変わった感動エピソードも寄せられた。
例えば、チョイ投げ仕掛けで思いがけず良型のマダイが釣れた瞬間。狙いとは異なる釣果だからこそ、驚きと喜びが強く印象に残ったという。また、「お母さんカサゴがジグヘッドからポロリと外れた時」といった、本来なら残念に思うような場面に感動を覚えた声もあり、釣りの奥深さを感じさせる。
さらに、3月の渓流釣りで最源流まで足を運び、そこで目にした美しい滝や氷瀑が忘れられない瞬間だったという回答もあった。魚を釣ることだけでなく、自然そのものとの出会いが感動につながるのも、釣りの魅力のひとつといえそうだ。
美しい景色も釣りの魅力の1つ(提供:TSURINEWSライター・泉陽登)アンケート最終結果
今回のアンケートからは、釣りの感動が人それぞれ異なることが改めて見えてきた。初めての魚や念願の1匹に出会えた瞬間、大物を仕留めた達成感、狙い通りに釣れたときの手応え、そして誰かと喜びを共有できた時間。それぞれが釣り人の記憶に強く残っている。
釣りの魅力は、釣果やサイズだけでなく、その過程や背景を含めた体験にある。どんな1匹にも意味があり、どんな瞬間にも感動があることを示している。
釣りをしていて一番感動した瞬間(提供:TSURINEWS編集部・藤田)釣り情報が手に入る「釣具のポイントアプリ」
釣具のポイントが提供する公式アプリには、釣行前から釣行後までをサポートする便利な機能がそろっている。釣りに役立つ情報収集はもちろん、買い物やコミュニティ機能まで網羅されており、釣り人の心強いパートナーといえる存在だ。
釣り人の味方「釣具のポイントアプリ」(提供:釣具のポイント)釣りコミュニティ
釣具のポイントアプリ内では、釣果や釣行の様子を投稿・閲覧できるコミュニティ機能を利用できる。他の釣り人のリアルな釣果やコメントをチェックできるため、モチベーションアップや次の釣行のヒント探しにも役立つ。
コミュニティで情報を交換(提供:釣具のポイント)釣り情報
公式アプリでは、全国各地の釣果情報や店舗ブログを手軽にチェックできるのも魅力のひとつ。さらに、釣り人には欠かせない釣場情報や遊漁船情報、タイドグラフなども確認でき、釣行前の情報収集をしっかりサポートしてくれる。エリアごとの最新状況を把握しやすく、効率的な釣行計画に役立つ。
釣りに必要な情報を入手できる(提供:釣具のポイント)公式オンラインストア
釣具のポイント公式オンラインストアと連携しており、気になる商品をアプリからそのまま購入可能。店舗とオンラインを使い分けながら、自分に合ったスタイルで買い物ができる。
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アプリ限定のクーポンが配信されるのも見逃せないポイント。お得に釣具を購入できるチャンスがあり、普段の買い物にも活用しやすい。
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<藤田浩平/TSURINEWS編集部>

