11月16日、山口県宇部市妻崎の第八新西丸で周防灘へ。晴れ、朝の気温10度で風もなく穏やかな海況。中潮で午前6時30分ごろ満潮、午後0時30分ごろ干潮。乗り合い6人で6時30分に妻崎漁港を出港しました。泳がせ釣りでヒラメ狙いです。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ)
周防灘で泳がせ釣り
30分ほど走り、はじめのポイントに到着。エサのアジ・イワシは同船があらかじめ用意、それぞれの釣座に配ってくれます。探見丸で海底の様子を見ながら、船長の合図で仕掛けを海中へ。すぐに左ミヨシの古谷さんが1尾目のヒラメを釣り上げました。ミヨシ側ではアタリが多かったようですが、私のトモ側ではなんの反応もなく、焦る時間だけが流れました。
泳がせ釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ)ハリスを少し短めにしてみようと船長がアドバイスをくれたのでフッキングこそしませんでしたがエサをひったくられるアタリが。そして8時30分、ガツガツと特有のアタリがあり、どうにか1尾目のヒラメを釣り上げることができました。
76.5cmの大ヒラメヒット
9時45分、左ミヨシの古谷さんにこの日一番の大きなアタリ。ドラグからイトが出ていたので青物かと思われましたが姿を見せたのはなんと巨大なヒラメ。76.5cm、肉厚でムキムキの背中!自作の仕掛けでこんな大物をゲットできると、喜びもまた格別ですね。
良型ヒラメゲット(提供:週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ)少しずつ沖のポイントへ移動して時折青物やサワラのようなアタリも交じってきましたが午後0時30分ごろ潮止まりに。1時すぎ、潮が動き始め今度はトモの方からポイントに入っていくようになりました。私にもアタリが増え、ヒラメとヤズを追加でき大満足。最後は根掛かりからのPEライン切れで2時30分に納竿。
多彩なお土産をゲット
帰港後、船長が丁寧に神経ジメ・血抜きをしてくれる間に船着き場でワイワイと釣り話をするのもまた楽しいひと時。こういうほっこりとした時間がすごせるから翌日からの仕事も頑張れるというものです。
船全体でヒラメ13尾、アコウ10尾以上、ブリ・ヤズ5尾、アオナ1尾、ソイ1尾、サゴシ1尾。
アオナキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ)古谷さんはヒラメ76.5cm頭に4尾、アコウ2尾、サゴシ1尾の素晴らしい釣果。私はヒラメ50cm頭に3尾、ヤズ1尾。ヒラメのアタリをよく見逃していたのですが今のサオを購入した昨年以降、ありがたいことに泳がせでは毎回ヒラメを釣り上げることができるようになりました。
とにかく軽くて軟らかいので一日中持っていても疲れず感度抜群。海中のさまざまな情報(アタリ、底や障害物、活きエサの泳ぎ方)を細やかに伝えてくれるので対応しやすくなりました。自身の体力や癖などをよく考え、船長や先輩方に相談してから買ったサオ。釣行できる日はそこまで多くはありませんが、おかげで一回一回の釣行の満足度が格段に上がりました。
<週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年11月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

