里（鹿児島県薩摩川内市）のアカハタも、そろそろ終盤を迎えるころ。しかし、釣り方次第ではもう少し先までイケそう。11月16日に釣行した際は、いろいろなゲストも顔を見せた。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・松田正記）
松田正記
ＴＳＵＲＩＮＥＷＳの〝レシピ〟が好きすぎて「藤まる食堂」をオープン。いろいろな釣りを紹介する地元（熊本）の釣りガイド。最新の釣果情報と魚料理のリアル二刀流です。
アカハタの釣期
里のアカハタは春先を除けば、おおむね一年を通して狙える。型は300～600gあり、キロ級交じり。まれに2kg近い「年なし」が上がることもある。
釣り方
釣り方はキビナゴをエサにしたブッコミが一般的だが、最近はエサが代わりつつある。地元船頭によると、「アカハタが学習したのか、キビナゴよりもカニやエビを好むようになった」という。
2投目にヒット
この日は午前5時過ぎに犬島に渡り、ブッコミとミャク釣りの2種類を準備。ブッコミは捨てオモリ式のワイヤーハリスで、ミャク釣りは丸オモリとナイロンハリスを使ったシンプルなもの。ハリは強固で刺さりのいいカット真鯛をチョイスした。
まずはブッコミにキビナゴを刺し、20mほど先に放り込んだ。仕掛け着底後は手前に寄せながら誘うと、2投目にヒット。上がったのは700gほどのアカハタだった。
ミャク釣りに変更
連打を期待したが、日が高くなると全く気配がない。そこでミャク釣りに変更し、白エビをエサにしてみた。
タックル図（提供：TSURINEWSライター・松田正記）サオ下に仕掛けを垂らし、底をトントンと叩くと1投目から魚信が出た。イトを1mmも出さず、強引にリールを巻いて浮かせたのはキロ級のアカハタだった。
良型のアカハタ手中（提供：TSURINEWSライター・松田正記）アタリは続き、400g前後を3連打。さらにサンノジ、イスズミ、オジサン、オニカサゴといった大型ゲストも顔を出し、汗だくになったところで午前11時に納竿した。
今後の展望
現地のアカハタは1月いっぱい狙える。その後は食いが渋くなり、再び上向くのは4月ごろ。時間帯によって仕掛けとエサを替えるとよさそうだ。
＜松田正記／TSURINEWSライター＞
