ネットで「タチウオのレシピ」で検索すると、「ぶつ切り」というキーワードがよく使われていることに気づきました。要するにこの魚、ウロコがなく、下処理が簡単なんです。そんなタチウオ、美味しい部位は身だけではありません。ぶつ切りした後に「もうひと頑張り」し、もう一品作っちゃいましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
タチウオの背ビレを取る!
タチウオは処理も簡単で美味しい魚です。内臓を処理してぶつ切りにする。そのまま塩焼きにしてもいいし、その後、刺身にするために3枚におろすにしても、5分(/1匹)とかからず。むしろ、バーナーであぶる時間の方が長い位。ハイ簡単!
しかし、ここからもうひと頑張り。それはズバリ「背ビレを丁寧に取り外す作業」……もうひと頑張り、とはいえ、3枚におろしてあれば1分(/1匹)、塩焼き用のぶつ切りでも3分、といった所(笑)。
このエンガワにあたる部位が美味しい(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)好きな粉で揚げる
素揚げでもいいし、粉をまぶしてもOK。近年は各メーカーから色々な種類の唐揚げ粉がでているので試してみても面白いです。が、今回は古典的な手法「片栗粉オンリー」で作ってみます。
このチョイスの特徴はカリカリに揚がる、という点も勿論なのですが、何といっても「仕上がりが白く、見た目が良い」が大きな特徴。
2度揚げがおすすめ
ビニール袋に写真の背びれを入れ、大さじ2の片栗粉とともにシャカシャカ5秒(念のため×2)、 170度でじっくり、180度でさっと2度目。ちょっと長めにやってもさほど茶色くならず、見た目(映え)の失敗が少ないんです。
今回は、筆者にしては珍しく「料理専門記事」ということでこの「映え手法?」を選択しました。因みにですが、シロギスの骨よりも若干硬めなので、サイズに関係なく「2度揚げ」がおすすめです。
くっつかないように注意!(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)絶品!
釣りをはじめて20年。色々な魚を釣り、そしてそれらを揚げ物にして食べてきました。そんな中でも、タチウオの「背びれ」のから揚げは、釣り魚から揚げの大関、ハゼ、シロギスに負けず劣らず!(因みに個人的に横綱と思っている魚はワカサギ)
しかも「フードロス」そして「カルシウム補給」にもなる一品。キッチンペーパーで水気を取れば冷凍保存も可能。タチウオを釣ったら、是非プラス数分の「もうひと頑張り」を!
タチウオの背びれのからあげ完成(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)何気に、竹輪の磯辺揚げも筆者の中では(西の)横綱なんです。竹輪の原料は白身魚、ということで。
東の横綱「ワカサギのから揚げ」(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)<尾崎大祐/TSURINEWSライター>


