都心から至近で楽しめる相模湖のワカサギ釣り。当日は水温の影響もあってハスやニゴイが多く混じる展開となったが、タナ調整と仕掛け変更でワカサギを1尾ずつ拾い、最終的には7~12cmを213尾まで伸ばした。条件が合えば浅場でも数が狙える状況で、今後の冷え込み次第ではさらなる釣果が期待できそうだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
相模湖でワカサギ釣り
11月8日(土)、神奈川権相模原市にある相模湖を訪れた。都心からもっとも至便なワカサギ釣り場の1つで、中央道相模湖インターからは最も近いボート店では1kmほどの距離しかない。
加えて、インターを下りてからコンビニもあるので、朝食や昼食、飲み物の買い出しも容易だ。本紙協定・天狗岩釣り案内所も相模湖インターから3.6km、JR藤野駅から850mなので、車でも電車でも釣行できる。
当日は未明に到着。最寄りのコンビニで買い物したあと、天狗岩釣り案内所の駐車場で朝食を取りながら明るくなるのを待つ。
6時過ぎに周囲が動き出したのを見てボートに釣り具を積み込み、6時15分に受け付け開始。全員の受け付けが完了した7時過ぎに引き舟で上流へ向かう。
ワカサギが釣れるも……
当日の釣り場は、最上流の上野原。魚探にはかなりの反応があるものの、仕掛けを下ろしても反応がない。周囲でも係留待ちの舟から次々に仕掛けが下ろされるが、釣れている様子はない。
最上流・上野原の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)そのうち、私の舟も係留されて、8時ごろ釣り開始。水深は8.2m、魚探には底から1mほどのタナに強い反応がある。
期待を込めて仕掛けを下ろすが反応がない。10分ほど誘い続けるとようやく1尾、サイズは8cmほど。開始30分で8~10cm3尾と釣果が伸びない。
ハスやニゴイも釣れる
魚探の反応がなくなったので、岸寄りにポイントを移動して仕掛けを下ろす。すると、今度はバタバタと釣れるが、よく見るとワカサギではない。10~12cmのハスだった。その後は、20cm超級のニゴイが連発。どうやら魚探に映っている群れはハスやニゴイのようだ。
10時を過ぎて店主が回ってきたので、場所を移動してもらう。20mほどの移動だが、今までにない魚影の濃さが魚探から読み取れる。だが、舟の下にワカサギの群れはいるものの食いが悪く、釣れてくるのは1尾か2尾程度。
1尾ずつ拾う釣りで束釣り
そこで、それまで使用していたバリを金袖から秋田狐に替えて、1尾1尾を掛けていくことにする。食い渋っていることから枝イトは長め、エサは白サシのハーフカット、穂先は軟らかめの胴調子に変更する。
それからは一番下のハリに1尾ずつ釣れてくることが多いものの、時速30~40尾のペースに。
相模湖のワカサギ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)水温が高いためかほかの魚も多く、20cm級のニゴイ4尾、15cm級のウグイ2尾、12cm級のハス50尾以上。当日は16時まで釣りを続け、7~12cmを213尾、総重量は1151gだった。
今後の展望
店主の話では、濁りがあった数日前まではよく釣れていたが、濁りが取れてから食い渋るようになったとのこと。それでも、小さいもので7cmと型はよく、比較的浅い水深で釣れているので、条件さえよければ一日500~600尾の釣果が出そうである。
また、ほかの魚の活性が高く仕掛けを何度も交換しなければならず、そのような時に群れが回ってくるなど、時合いを逃してしまったことが釣果が伸びなかった要因だろう。それでも、昨年に比べれば上々の釣果。冷え込んで、群れの動きが遅くなればもっと釣れるようになると思う。
当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
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