年間を通じて豊富な魚種を釣ることができる伊豆大島。そんな伊豆大島に住んでいる筆者が島を一周し、実釣形式で磯ポイントを紹介。島内には電波の繋がりにくいエリアもあり、島に来る人にとって地図が見れないのは致命的。そんな状況で活躍するのが、オフラインマップ機能がついたスマートウォッチ「Legion Pro」だった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・河野)
シッコハシ・横根
最後に訪れたのは、島の南西部にある「シッコハシ」。このポイントは「表磯」に該当する。表磯は裏磯と比較して、入磯しやすいポイントが多く存在するが、足場が低い。そのため、実釣当日の波の高さや、風の強さ、うねりからポイントに入ることができるかしっかりと検討する必要がある。
釣り場までの道順
島の中心街にある「元町港」から南部にある「波浮港」方面へ、大島一周道路を20分程度走る。わかりやすい目印はないが、Googleマップでは砂の浜駐車場という名前で登録があるため、それに従って向かうと良い。
砂の浜駐車場への入り口(提供:TSURINEWS編集部・河野)駐車場から海側に歩いていくと、砂の浜が見えてくる。砂の浜を挟んだ南側にあるのが、シッコハシ。シッコハシは、底が砂地のため、夏はジャミ(シマアジ)の数釣りが期待できるポイントだ。
浜を挟んだ向こう側に鋭く伸びた磯がシッコハシ(提供:TSURINEWS編集部・河野)ランガンして「横根」へ移動
下見をすると、先端の磯は常に波が当たっており危険。どのポイントでも共通だが、ライフジャケット、グローブ、磯靴は必携しよう。
ケガをしないための装備は必須(提供:TSURINEWS編集部・河野)今回は、シッコハシでの実釣は避け、隣のポイント「横根」に入った。横根はシッコハシから南側にランガンして10分程度。製塩工場がすぐ後ろにあるポイントだ。
隣の横根で実釣開始(提供:TSURINEWS編集部・河野)このポイントは水深が浅く、沈み根が点在しており、サラシも出ている。シッコハシより高さのある磯ではあるものの、ヨタ波が這い上がってくることもあるため、注意したい。
海面の様子(提供:TSURINEWS編集部・河野)カゴ釣りでヒット連発
仕掛けは道糸PE2号、8号ウキ、自作島カゴ(6号程度)、ハリスフロロ4号、針グレ針7号でセッティング。このポイントは水深が浅いため、1ヒロで設定した。
当日使用したカゴ釣り仕掛け(提供:TSURINEWS編集部・河野)一投目は20mほど投げて仕掛けを流していく。着水から数秒で勢いよくウキが沈んだ。上がってきたのは足裏サイズのメジナ。
足裏サイズのメジナをキャッチ(提供:TSURINEWS編集部・河野)続く2投目でもウキが沈む。夕マヅメの前でも魚の活性は高いようだ。小型だがイシガキダイをキャッチすることができた。
イシガキダイも顔見せ(提供:TSURINEWS編集部・河野)日暮れ時のビッグファイト
17時を過ぎ、日が暮れてきたタイミングで、10mほど先に仕掛けを流すことにした。このポイントでは夕マヅメになると遠投するよりアタリが多いイメージがあるからだ。
仕掛けを入れるとウキがブルブルと動く。イサキが群れでいるようだ。しかし、旬を過ぎたイサキは食味に欠けるため、より仕掛けを磯側に移動させる。すると一気にウキが消し込んだ。フッキングさせると、これまでとは違うズッシリとしたアタリが竿を伝う。
ドラグは緩めに設定しているので、焦らず慎重に魚を浮かせていく。海面に姿を現したのは良型のオナガメジナ。1日の終わりに良型を釣ることができたため大満足。18時ごろ納竿とした。
日が沈んだ後に姿を現した良型メジナ(提供:TSURINEWS編集部・河野)磯釣りで活躍したLegion Pro
磯やサーフなどの沿岸部では電波の届かない釣り場も多い。そんなハードな場所で活躍する「Legion Pro」は、まさに釣り人向けのスマートウォッチと言えるだろう。釣りで携帯する時計選びに迷っている方は、ぜひ検討してみてほしい。
<河野陸/TSURINEWS編集部>
伊豆大島

