埼玉県朝霞市の新河岸川で先日敗北したソウギョに挑む、リベンジ釣行である。あの時はパワーでノサレたこともあり、同じ場所に居ることが条件ではあるが、2度は負けられない。対抗できるよう対策を施して挑んできた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)
激熱ポイントバトル開始
そして狙い目の水位になったタイミングで、最良レーンに入れてド本命が待ち受けていたポイントに向けて流す。数メートル流すと、そこへ辿り着けるか否か判断でき、チャンスゾーンに差し掛かるタイミングで……恐ろしく太ったソウギョが豪快に飛び出してきて、流した1/4パンに襲い掛かる!
喰う瞬間のド迫力!物凄い突進力でエサを口に入れた瞬間、激トルクが竿に伝わる。素晴らしい引きでテンションはマックスだ。
ソウギョバトルの激トルクを堪能(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)23分間のバトルを優雅に堪能
相当なトルクではあったが、竿が頑丈なため余裕の戦いで敗北する要素はほぼなく、楽しみながら真下まで寄せてきては、その極太体形に喜びを隠せなかった。
数回寄せては空気を吸わせてド本命の体力を奪い、ドデカタモでさくっと掬い、水域バトルは23分で勝利となった。だが、陸上バトルこそがこの釣り場での真の正念場となる。
陸揚げが難関
見れば見るほど太すぎて、陸揚げできるか不安しかない……下手すると自己記録となるレベルの太さだった。そして尾びれの付け根とタモ枠を畳みながら、枠ごとロープで巻き付けて固定し、タックルは先に陸に回収した。
酷暑の影響もあり、筆者自身も体力がキビシイ状況だったが、ここは意地でも計測するため、なにがなんでもやるつもりだった。
短時間で陸揚げ大成功
6月10日に21.69kgを陸揚げしたことで、無駄を取り除き、陸揚げする自信はあった。今回は力で押し切ってあげるのみ。太すぎるのが問題だが、逆にこれをあげれば自己記録更新は間違いなしなので、一気にいく!
そして決めたタイミングで持ち上げていくと、異常なまでに頭が重い。重すぎる。だが自分も落ちるわけにはいかない……。
全身泥まみれになりながらも意地と根性で土手まであげていき、ラストに尾びれ側を木に掛けたと同時に、頭部ごと自身も駆け上がり、土手側からさらに引いてタモをひっくり返して勝利だ!!!
陸上げ大苦戦間違いなしの超重量感(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)釣れたソウギョは26kg
即座にソウギョに水をかけつつメジャーを当て、胴回りを測ると90.3cmという凄まじい太さに感動した。レングスはたいしたことはなかったが、ウエイトは抱っこの瞬間に自己記録更新したのが確定するほど重かった。
全体が極太な超砲弾型ソウギョに満足(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)計測ネットに入らないほどの太さだったため、ロープを切断してソウギョを入れての計測となり、27.11kgという数値が現れ、風袋引きで26.49kgという自己記録確定の重さを体感したのである。まさにこれ以上ない納竿ができたことに感謝しつつ、リリースしてリベンジ成功となった。
重量自己記録更新(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)リベンジできたことに感謝しかない
まさにソウギョとの戦いであり、ギャラリーなどおかまいなしでソウギョ優先ですべてを終わらせることができたことに感謝だ。リベンジできたのは、同場所で21.69kgに勝利した経験と、謎の巨大魚に敗北した経験があったからこそできた技なのだ。
独特の青黒い尾びれ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)このソウギョが敗北した相手でも不思議ではないほどの強トルクに超重量だったが、今回は筆者が上手だっただけのことである。だが、今回でまた色々な意味で自信となる経験ができた。また時間を見つけて挑みたい。
胴回りは驚愕の90.3cmという極太さ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)
<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
新河岸川



