暖冬のなか、1月23日は愛知県・南知多町の師崎港から出船するまとばやの武丸で、活きイワシ泳がせでのヒラメ釣りに出かけた。
目標はヒラメ10尾!
青物が好調との釣果レポートもあったので、ヒラメ半分・青物半分のぜいたくな期待を抱きながら午前7時に出船。伊良湖沖のポイントまでは約25分。
当日は中潮で潮止まりが午前7時50分、そこから午後1時30分までは下げ潮という最高の状況だ。
今回は私の釣り師匠の鈴木さんと父と一緒の釣行だ。まずは仲良くモーニングサービス、1匹ずつヒラメをゲットした。
ヒラメ釣りで目指したい釣果は10匹。釣り人の間でも、ポイント移動やエサ付けの時間、ヒットするまでの待ち時間を合わせて考えると、1回の出船でゲットできる匹数は10匹が大漁とのこと。ということで、当日はこの10匹を目指した。
引っ掛け釣りが正解!?
自己記録が7匹なので手返し良くさっさと匹数を重ねていきたいと思っていたが、自然はそんなに甘くはなかった。
この日は、ヒラメがいるシグナル(イワシの暴れ方)は常にある。アタリも多くある。しかし食い込まない。青物を諦めてハリスを細くしても、孫バリを背掛けにしても、結果は同じ、完全な食い渋りだった。
シグナルはバンバンにあるので、そこにヒラメがいるのは明らかだ。他の釣り人も同じように悩んでいる状況が続く。この状況を打破した者がサオ頭だ。
私は2時間ほど試行錯誤した。あれこれ試してやっと2匹目50cmほどのヒラメをゲットした。
ヒラメ50cm
これで結論は出た。ヒラメに食わせるよりも、この日は引っ掛けてきた方が効率がいいようだ。
孫バリ刺し位置がキモ!
そこでエサ付けを工夫する。今回のエサ付けのポイントは、孫バリを極力シッポの方に付けること。イワシが泳げるギリギリの所に孫バリを刺す。本来はシッポの方にハリを刺すとイワシの動きに違和感が出たり、ハリが外れやすかったりするので、あまり良くはないと言われている。
しかし、この日は違った。シグナルが出てアタりさえすれば私は掛ける。パターンをつかんだ私は貧果挽回にチャレンジ。
カサゴやコチも掛かってくるが、ヒラメは7匹釣り上げることに成功した。
今回やった私の釣り方が正しいかどうか、正直分からない。しかし、この日の攻略はエサの付け方1つで一変した。エサの付け方を教えた鈴木さんも2匹ヒラメを手にしてなんとかクリア。
当初目標だったヒラメ10匹は叶わなかったが、コチなども合わせて10ヒットはクリアしたので、なんとかOK。念願のサオ頭にもなれた。
今後の展望
今後の見通しだが、武丸船長はいいポイントに連れて行ってくれるので、あと2回は釣行したい。伊良湖には、まだまだヒラメがいると確信できた。また、気まぐれな青物を今年はまだ上げていないので、潮を見てチャレンジしたい。
今回もお世話になったまとばやの武丸では、基本、釣った魚をイケスに入れておき、最後に血抜き神経絞めを行ってくれる。鮮度抜群の状態で持ち帰ることができるので、1週間たっても臭みはなく、刺し身で脂の乗ったヒラメをいただくことができた。感謝したい。
<週刊つりニュース中部版 APC・JOFI愛知・大野圭祐/TSURINEWS編>
まとばや丸