新潟県上越市のハッピーフィッシング直江津港第3東防波堤管理釣り場(通称直江津ハッピー)では例年5月初旬、ゴールデンウィーク頃から水温が安定して上がり始めることで乗っ込みマダイ・クロダイなど様々な魚が釣れるようになってきます。本記事では直江津ハッピーで5~6月に釣れるターゲットについて解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターハマゴウ)
乗っ込みのカゴ釣りスタート
例年ゴールデンウィーク前後に産卵を控えたマダイが接岸し始め乗っ込みマダイのシーズンがスタートします。30cm位の小型サイズもいますが乗っ込みシーズンは主に50~70cmのマダイが釣れます。
例年1ヶ月程乗っ込みが続き、6月に入ると徐々に釣果が落ちてきます。6月後半に入る頃には乗っ込みマダイは釣れなくなります。

マダイが一番釣れる5月中は予約・当日入場共に一番熾烈な入場争いが行われます。
入場した後も堤防外側(特に外側220m~300mの地点)がマダイ釣りに超人気なので釣座確保も一苦労です。6月中旬にマダイの釣果が落ち着いてくるとそれと共に入場予約なども落ち着いてきます。
マダイ狙いのカゴ釣り仕掛けとタナについてですが目安として水深15mに対してウキ下5~10m+ハリス5号5mマダイ針10号1本針仕掛けです。

よくわからない場合マダイを釣りあげた人にタナ(ウキからカゴまで)を直接聞いてみるとよいです。ただ単に「ウキ下どのくらいですか」と聞いても「ウキから(ハリスの先まで含めて)13m」と答えたり「ウキから(カゴまで)10m」と人によって回答の仕方が違うので「ウキからまきエサカゴまで何mですか」と聞くと正確にタナが聞けます。
5月~6月は大アジ
直江津ハッピーでは3月の釣り場オープンから釣れる30cm級の大アジが5~6月も引き続き釣れます。
マダイが釣れるピークを迎える5月後半頃に一時的に大アジが釣れなくなる日も時々出てきますがそれ以外の日は安定して狙うことができます。6月後半になるとあまり数が釣れなくなり産卵を終えた後の痩せた大アジが釣れ始めるので美味しい大アジを狙うなら6月中旬頃までになります。

釣り方としてはウキを付けた投げサビキやカゴ釣り、アジングで狙うことができます。
アジのいるタナは水深15mの底から2m程の間です。水深13~14m辺りに仕掛けが漂うにするイメージでアジを狙います。
6月~はショアジギングでサゴシ・イナダ
5~6月はイナダ・サゴシがショアジギングで狙うことができます。5月中はカゴ釣りの人が多すぎてショアジギング専門家が少ない為にあまり釣果が見られないですが、群れの回遊次第でサゴシ・イナダが釣れます。

例年6月始め~7月後半の梅雨明けまで青物狙いのショアジギングで調子が良い日が出てきます。

この時期にはカタクチイワシのナブラが見られることがあります。ただし6月中頃になるとマエソの産卵の時期と被るのでイワシを追っているフィッシュイーターが大きいエソだらけだったりします。
その他の釣り物
乗っ込みクロダイが5月中カゴ釣りだけでなくフカセ釣りでも狙うことができます。クロダイを専門に狙う場合は底付近にまきエサを効かせて狙います。

他に6月に入り乗っ込みマダイのシーズンが終わりに近づいてくると20~25cmのイシダイが2~3本針のカゴ釣り仕掛けで比較的簡単に釣れます。マダイではなくアジやサバを狙いながら他の魚も狙いたい人はこちらのほうがアタリの数が段違いなのでオススメです。仕掛け全長1.5~2.5mほどのグレ針や小アジ針のカゴ釣り仕掛けを使うと良いです。
他に6月頃に親サヨリの回遊があれば飛ばしウキ仕掛けで狙えます。ただし年によって親サヨリ(40cm級)の群れか~25cm位のサヨリ群れが来たり来なかったりとサイズと釣れ行きが読めないので狙う方はとても少ないです。
5月はマダイとアジのハイシーズン
基本的に5~6月はカゴ釣りの準備をしてマダイを釣り上げる事が目標にする方が多いと思われます。大アジのシーズンでもあるのでタイが釣れない時は大アジ釣り用のカゴ釣りに仕掛けを変更すれば大アジが狙えるという贅沢なボウズ逃れもできます。
日本海側では貴重なマダイ釣りスポットなので来場した際は是非カゴ釣りにチャレンジしてください!
<ハマゴウ/TSURINEWSライター>