丹後半島周辺にある、白石グリや数多い魚礁では、乗っ込みマダイが狙える好シーズンに突入している。今年も3月中旬ごろから順調に上がっているとの情報だ。
マダイ色の春!
この時期は大型マダイが期待できます。
京都府西舞鶴のあいぶん丸は、乗っ込みマダイをはじめブリなどの青物、チダイ、レンコダイ、ガシラなどの五目釣りで出船している。
大型マダイが狙える乗っ込み期だけに3月29日は75cmと65cm。
4月2日には50~70cmが4匹上がっている。
乗っ込み期ならではの釣り応えのある個体だ。
テンビン使用のフカセや胴つき仕掛けで連日好調に上がっている。
マダイの集結地白石グリ
あいぶん丸の出船場所までは、JR西舞鶴駅から車で約10分で行けるためアクセス良好だ。
あいぶん丸の竹内船長は「マダイは産卵前になると、5月中旬ごろまで白石グリ周辺に集まりやすい。水温が下がっている時期だから釣りにくいが、今年はマダイの魚影が濃いので楽しめそう。そしてブリなどの青物も期待できる」と話す。
白石グリはマダイ以外にもブリの実績があるポイントのため、ブリの食いがいいときには、ハリスを太めにしておくと安心だ。
舞鶴港から白石グリまでの航行時間は約1時間。
出船時間は基本的に午前10時で、日が暮れるまでのサオ出しとなっている。
カカリ釣りスタイルで
ポイントではアンカーを入れてカカリ釣りスタイルで狙う。
水深は80~120m。
オモリを着底させたら、10mほどの長い仕掛け分を巻き上げる。
アタリがあればサオを起こして軽くアワせたり、電動リールの巻きアワセでハリ掛かりさせる。
5分ほど待っていてもアタリが続かなかったら、電動リールで5mほど巻き上げてアタリを待ったり、サオをシャクって誘うと食ってくることがある。
ゆっくり巻き上げているときに、アタリがくることもある。
底から10~20m上げたタナでマダイがよく釣れている。
エサ取りがいるので、20mほど巻き上げてもアタリがなかったら、エサが取られている可能性があるため、巻き上げて確認する。
巻き上げたらまきエカゴには、多めにオキアミを入れることを忘れずにしておきたい。
コンスタントにまきエをすることによって、マダイが寄りやすく釣果アップにつながる。
白石グリや魚礁周辺では、5月中旬から6月ごろまで、乗っ込みマダイが狙えるだろう。
数、型ともに期待できる乗っ込みマダイや大型の青物、そして五目などの多彩なお土産を、一度にゲットできるチャンスだ。
<週刊つりニュース関西版 本紙・佐藤吉太朗/TSURINEWS編>