奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中

東京都奥多摩エリアに春の訪れを告げる渓流釣り。今年も奥多摩川・日原川を中心にニジマスの放流が始まりました。本記事では、実際に漁協で年券を購入し、楓橋・日原川・青梅市民球場下などの人気釣場を巡った釣行の様子をレポート。放流状況や釣果、混雑具合、渓相の変化まで、これから釣行を予定している方の参考になる情報をお届けします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

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中山祐司

中山祐司・なかやまゆうじ・65歳・東京都出身。定年を迎え渓流釣りに没頭中。狙いは源流岩魚です。古い船舶免許の活用チャンスも伺ってます。海も大好きな欲張り人間です。

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渓流釣り 淡水の釣り

青梅市民球場で調査

3月10日の午後、青梅市民球場下へ車で向かいました。前日の下流域放流場所の一つです。この釣場はグランドに隣接しており、グランドの無料駐車場は17時で閉門。広い敷地でトイレ設備もあり便利な場所です。

気温も上がって釣り日和の午後。多摩川の中流域が始まる感じの渓相。左岸はコンクリート護岸で、足場の整った釣り場です。

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中市民球場下下流域(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

朝から来ていたという二人の釣り人に状況を聞くと、昨日の放流魚はほとんど散ってしまったらしく、並んで竿を出している両岸の餌釣り師たちも、朝から数名しか釣れていないとのことでした。

下流のルアーマンが釣れているとのことですが、いずれもニジマスが多いだろうと、彼らは型を見ず納竿でした。

明るく開けた釣場は私には苦手なので、上流域へ移動してみることに。

寸庭橋をチェック

いつも素通りしてしまうこの場所は、青梅街道をゆっくり走らないと降り口を過ぎてしまうため、注意したいところ。古い脇道を徐行して目指します。橋脇の駐車場を利用し渓へ向かうことになりますが、V字谷の渓へのアプローチは要注意です。

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中寸庭橋からの風景(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

これから入渓する餌釣り師とルアーマンに橋上で状況を聞き、ここは彼らに釣場をゆずることにしました。明るい渓は川底も透け、魚へのプレッシャーはかなり高い時間のようです。まずめには、緩い流れでルアーか毛鉤が良さそうです。

支流海沢川へ行くも断念

昨年は橋の下にヤマメが溜まり、釣り人が狙っていて、今年も気になりハンドルを切りました。

林道をキャンプ場を過ぎると突然工事で通行止め。トンネル工事でした。係さんに伺うと、釣り人は下流に車を止め、数名歩いて向かったとのことで、トンネル手前で皆渓へ降りるようでした。

小さな渓に釣り人の数。ここも諦めることに。(トンネル工事は5月2日までの予定)行かれる方はご注意ください。

再度日原川で渓流釣り

竿を出すこともないまま3箇所を廻り、最後は今日も手堅く日原川役場下へ向かいました。16時を過ぎ、Pに着くと手早く身支度を済ませて渓へ降り、2時間ほどの餌釣りに挑むことに。

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中日原川渓相(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

餌釣りタックル

竿:7.0m
天上糸:1.2号
道糸:ナイロン0.6号
目印:ポリプロピレン
ハリス:ブラックハリス0.3号
鉤:がま金チヌ1号

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中ブラックハリスと金チヌ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

ブラックハリスの効果を検証

連日多くの釣人が同じようなタックルで入れ替わり流れていく餌やルアー、そして毛鉤。魚も学習して逃げまどっている釣り場は、ゲーム感覚で工夫を凝らして楽しむのもありかと。

今回は遊び心で、気になった水中糸の反射にヘラ鮒用のブラックハリス0.3号を使用してみました。クリアーな流れの日原川でフロロカーボンを使用しましたが、どんなものかと半信半疑のチャレンジです。

鉤は金チヌ1号で挑戦

エサのブドー虫の比重を変えて、水中での踊りを変えてみる工夫として、金チヌ1号を使用してみました。どれも個々の釣りで使いかけのものですが、あわよくば川底の岩魚でもと試すことにしました。

ガン玉で沈めても、多くの釣り人はたぶん同じ棚を同じような速さで流していくので、竿の誘いはあっても、違ったことで結果を見たいとチャレンジです。渓流鉤の繊細な作りには及ばないものの、色合いもエサと同じで楽しみな1投目です。

ヤマメ2匹をゲット

3名ほど餌釣りとルアーがポイントで粘っていますが、近くの釣人は午後から山女魚1匹だそうです。

何度も竿が入ったであろう淵尻まで振り込みを繰り返してはポイントを変え、釣り歩くこと30分。右岸寄りのトロ場で目印が反応。軽く合わせて来たのは24cmのヤマメでした。

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中ヤマメを2匹キャッチ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

今回の仕掛けの成果かは分かりませんが、とりあえず釣れたことには満足です。その後、上の落ち込みで小型のヤマメが来たところで納竿。

辺りは夕霧が迫り、宿の明かりも渓へ届き始めています。釣人は私一人。ヘッドライトで足元を確保して車へ戻りました。

奥多摩川の渓流釣り開幕

奥多摩川の今年の放流は始まったばかりです。年間12回に渡る放流と、本流筋では12月31日までニジマス釣りが楽しめることは大変ありがたい釣場です。

各釣場、足場の良いフィールドから沢まで、バラエティに富んだ渓流魚の釣りができる多摩川は、東京の素晴らしい釣り場所の一つです。私も体力や時間、釣りスタイルに合わせて、ゆっくり楽しんでいこうと思います。

奥多摩川の渓流をエサ&ルアー釣りで調査【東京】人気釣り場を巡ってニジマスやヤマメを手中奥多摩のシーズンは始まったばかり(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

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<中山祐司/TSURINEWSライター>

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