各地で渓流釣りが続々と解禁している。一般的にミャク(脈)釣りと呼ばれる釣り方で狙う事が多い渓流餌(エサ)釣りだが、アタリやタナを取るのにかかせないのが目印だ。今回は、そんな目印についてフォーカスしていこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
糸タイプがオススメな理由
渓流餌釣りで使用する目印には様々な形やタイプがあるが、著者は糸目印をオススメしている。その理由をみていこう。
コスパ良し
糸目印の多くは、販売される際にメートル単位で小さなボビンに巻かれて販売されることが多い。
これ一つで数カ月はもつ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)一度簡単な結び方を覚えてしまえば任意の長さにカットして使えるので、大変コスパが良いのだ。
カラーを選べる
糸目印のカラーは蛍光色が大半を占めていて、グリーン(黄緑)、ピンク、オレンジ等が一般的だ。これは先述した通り、蛍光色は自然界にほぼ存在せず、視認性が高いからだ。ちなみに、白泡・雪が目立つところや逆光時に使用するブラックタイプもある。こちらは単体で使用するよりも、他色と混ぜて結わえ付けると効果的だ。
珍しいブラック目印(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)いずれにせよ、自身が偏光サングラスをかけた時に視認しやすい配色を選ぼう。
大きさも自在
ハッキリ見えた方が良い場合は大きく、出来るだけ警戒されたくないなら小さく付ける……というように、目印その物の大きさを調整できるのも、糸目印の大きな利点だ。
抵抗を調整
ただでさえ渓流餌釣りの仕掛けは軽い。G5サイズのガン玉だと、その重さは僅か0.17gしかない。少しでも風の抵抗を和らげるなら、糸目印は小さく付けるのがオススメだ。逆に流れの影響を受けるようにわざと大きく付けて水没させ、ゆっくり流すのも面白い。この辺りは状況に応じて使い分けてほしい。
目印は釣果に大きな影響を及ぼす(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)目印一つで釣果は大きく変わる
一見すると「アタリを取るだけ」のように見える目印だが、実際に使ってみると大変奥が深い物だという事に気付かされる。著者は基本的に三つを小さめにつけているが、流れが複雑な場所では稀に四つにしたり、浅い支流では二つにすることもある。近年はやや大きめにつけて、わざと水没させる機会も増えた。
たったこれだけの調整で、流れや水深が把握しやすくなって流し方が変わり、釣果に結びつく。当たり前に普及している物だからこそ、今一度その使い方に注目してみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>




