新製品が出揃うこの季節、ライトゲームファン必見のロッドがオリムピックからリリースされた。今回このロッドについて紹介したい。解説してくれるのは同社スタッフの大類裕人さんだ。
(アイキャッチ画像提供:オリムピック)

ボートアジング用モデルが新登場
近年注目を集めているボートアジング専用モデルとなる25コルト・ボートアジングが登場。バーチカルモデルのスピニングとベイト、キャスティング用のジグ単モデルがラインアップされます。

いずれのモデルもコルトの系譜である「高感度」はもちろん、「掛ける」「粘る」を高次元で実現。

繊細ながらも無理の利くブランクスに設計されています。

ボートキャスティングモデル
まずは、25コルト・ボートアジングGCORBS-542UL-S(CASTING)から。
このロッドはボートからのキャスティングジグ単に対応したモデル。灯りに寄った表層のアジを軽量リグで攻略するシーンから、重めのリグを使ったボトム付近の明暗攻略もこなします。
豆アジでもよく曲がりギガアジでも獲れる。繊細さと粘りをロッドに落とし込みました。

比較的張りが強いといわれるコルトシリーズですが、このモデルは「しっかり曲げて獲る」がコンセプト。
なお、ショアアジングでも使用可能で、5.4ftとショートレングスながら5gまで背負うことができ、プラッギングもこなせるエリア、リグを選ばない優等生です。
バーチカル(バチコン)モデル
続いては、バチコン専用に洗練された2モデルについて。コルトシリーズで培ったアジのアタリをしっかり手に伝える感度は、メタルスッテやティップエギングロッドの流用とは一線を画し、アジ特有の吸い込み系アタリなどをしっかりと手と穂先に伝えてくれます。

GCORBC-602L-HS(VERTICAL)
GCORBC-602L-HS(VERTICAL)は、深場攻略に適したベイトモデル。高感度・掛け調子ながらバット部は粘りを持たせてあり、口切れリスクの高いアジに対してベストなアクションを備えます。
バチコンではカウンター付きリールを用いることで、魚探の反応に合わせた的確なアプローチが可能になりますが、ベイトモデルの強みはまさにここ。このタイプのリールを持っているメタルスッテファンの人にも、ぜひおすすめしたいモデルです。

GCORBS-602L-HS(VERTICAL)
GCORBS-602L-HS(VERTICAL)は、取り回しやすいレングスで、バーチカルに落とすだけでなく投げて広範囲に探りたいときに活躍するスピニングモデル。夜焚き中の明暗部分へのアプローチなど、トラブルレスに楽しむ事ができるほか、ドラグを活かして細イトでのやり取りも楽しめるロッドです。

ロッド自体の軽さや優れた感度はもちろん、ルアーのボトムステイをキープできる柔らかさ、食い上げも見逃さない繊細なティップをぜひ体感してください。

なお、このロッドを用いた実釣の様子を動画や記事でリアルに見ることができます。