一昨年、「クリスマスカレイ」を狙って大阪・泉佐野一文字に釣行した際、カレイの時合いは短いので、釣友がサビキでアジを釣り、それをエサに投げ込んでいたサオに大きなブリが掛かった。2018年12月23日に同様の釣行を行った。
泉佐野一文字の概況
泉佐野一文字は潮通しもよく、青物がよく釣れる場所で、ブリ、サワラのほか、スズキ、ヒラメ、エソなど多くのフィッシュイーターが顔を出してくれる。
その時はノマセの仕掛けどころか、サビキも持っていなかったのでノマセ釣りは断念。その翌週からノマセ釣りを始めてブリやヒラメなどを釣り上げることができた。
そして、2018年のクリスマスカレイの季節が到来…ということは、ノマセの時期も到来だ。
さすがに12月後半になると、青物は少なくなり、メインターゲットは大判ヒラメである。泉佐野一文字で釣れるヒラメのサイズは50~55cmがアベレージで、時折60cmオーバーが出るそうだ。
投げカレイと泳がせヒラメ
12月23日にカレイとヒラメを狙って、朝5時の渡船に乗り込んだ。
予定としては夜明け過ぎまでカレイ狙いで、そこからサビキでアジを釣り、すぐさま活きエサでのノマセ釣りをする段取り。
使用するタックルはカレイ用がサーフサイド33号405で、ミチイトはアトミックスライダー投げ5号、ハリスはフロロ6号にカレイ15号の2本バリ仕掛け。遊動テンビンでオモリは30号。エサはアオイソメを使った。
ヒラメ用は遠投磯ザオ3号5.3mにベイトリール、ミチイト5号、ハリスはフロロ5号、捨てイト2号の先にオモリ15号を結んだ。
投げカレイは惨敗
暗いうちからノマセのタックルを準備しつつ、カレイ狙い。しかし、周りを見渡してもカレイはあまり釣れていない様子。
徐々に明るくなってきたが、カレイはまだ釣れていない感じなので、ノマセのエサとなるアジを狙うべくサビキ開始。
アジもそうたやすく釣れてくれず悪戦苦闘。
必死にアジを狙いながら周りを見ると、カレイの時合いがきたようで、ポツポツと上がりだしていた。
だが、時合いは20~30分で終了。時すでに遅し。カレイ狙いはボウズに終わってしまった。カレイは多い人で1人2、3匹、半分以上がボウズの様子。
ノマセ仕掛けにヒット!
アジはなんとか2、3匹確保できたのでノマセ仕掛けを投入。
エサのアジは元気に泳いでいるようで、サオ先をパンパンたたいている。
その間にもサビキでエサを追加。なんとか10匹ほどを確保した。これだけあればサオを2本に増やせる。
最初に投入したサオの先が異常なほど動いている。アジが暴れているのか…。
何かが寄ってきたようだ。
じっくりとサオ先を見ていると、動きが止まり少し押さえ込むアタリが…。少し間を置いてスーッとサオ先が大きく曲がり込んだ。
慌ててサオを手に取りイトを少し張りながら送り込むと、魚が一気に走り出した。