秋の堤防釣りで人気のターゲットであるカワハギ、エサ取りが上手くテクニカルな釣りが楽しめるうえに食味も良い。今回は福井県菅浜漁港で秋の堤防カワハギを狙った様子をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
リベンジ釣行でカワハギ7匹
カワハギ狙いとしては今一つの釣果であったため水温も下がりエサ取りが落ち着く頃合いをみて10月26日に再び釣行した。この日も天気は良く、朝から多くの釣り人で菅浜漁港は賑わっている。
空いたスペースの両隣の方に挨拶して釣り座を構え釣りを開始する。前回あれほどいたサンバソウは影を潜め、最初に来たアタリを捉えると小型のフグがヒットした。
すぐ次のアタリで小型ではあるが本命カワハギをキャッチ。続けてギンポ、アオハタもヒットするがカワハギは続かない。昼過ぎまで足元を探るがヒットするのは外道ばかりのため、足元狙いから少し沖の堤防敷石のブレイク付近に狙いを変えた。
カワハギ4連打
これが正解のようですぐさま本命カワハギがヒット、時合いなのか仕掛け投入後すぐにアタリが出て4匹立て続けにヒットした。時合いを過ぎるとカワハギのアタリは止まり、ゲストが良く当たってくる。
14時を過ぎ用意していたアサリが無くなったため漁協でオキアミを購入して釣り座に戻り、夕方までサンバソウ、アイゴ、フグと釣れ続きカワハギも2匹追加に成功。 オキアミも無くなった所で納竿とした。
カワハギ料理に舌鼓
今回の釣行でキャッチしたカワハギは良いサイズは刺身にして肝醤油で頂いた。カワハギの根強い人気もわかる旨さである。
小型のものは干物にしてコンロで焼いて頂く。旨味が凝縮されご飯にとても合う。サヨリは刺身と天ぷらにし、おろした際に出た骨は揚げて骨せんべいにして頂いた。
刺身はくせがなく上品な味で独特の風味が楽しめた。釣行後に味わう、釣果レシピは釣り人にとって至福の時間である。
漁港からの釣りは気軽に行ける反面、駐車やゴミの問題で釣り禁止になり楽しむ場所が減って来ている。今回紹介した福井県菅浜漁港では清掃協力金を支払っているが、ゴミの放置は当然ダメである。
撒き餌やアオリイカの墨で堤防が汚れた場合は水汲みバケツを使い、汚れを落として帰るようにする。漁港は釣りをする為の施設ではないため、釣りをさせて頂いているという気持ちを忘れず、釣りを楽しんでいただきたい。
<稲垣順也/TSURINEWSライター>
菅浜漁港