青物が大阪湾奥まで入ってきて、釣り場は混雑状態。青物を釣りたい一方、ゆったりと釣りを楽しみたい私と同釣アングラーとの2人で、釣り座を確保できる岸和田一文字に渡ったものの、私は青物ぼうず。アミエビなしでサビキ針を落としてみると……。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夕日とぼうず)
岸和田一文字で青物狙い
9月に入って青物釣果が一気に上向いた岸和田一文字。朝まずめに大型サワラ、ブリを含めた釣果が目立ち始め、筆者も9月7日に同釣者と一番船で上陸。筆者はバラシのみで終わったが、同釣者はサゴシを複数本釣った。
10月に入ると大阪湾奥の南港魚つり園などで青物シーズン本格開幕の様相となった。一方、湾奥より南方の岸和田一文字では、朝まずめの爆発力が弱まり、まずめらしいまずめはなく、日中をかけてポツリポツリ釣れる日が増えたような印象を受けていた。
10/13(日)の青物釣況
岸和田一文字に渡してくれる人気船・岸和田渡船。釣りハイシーズンに入り、土日祝日の1番船は、漁港駐車場の混雑を避けるため、たいていフィッシングマックス泉大津店第3駐車場からのバス送迎となっている。
バス送迎の渡船客は、13時頃の迎え便が最終となる。私たちは、青物をポツリポツリながら日中も狙える可能性が高いと考え、あえて2番船を選択。明け方から日没前まで、腰を据えて青物を狙うプランで挑んだ。
日が上ってすぐ、筆者にアタリがあったが、朝まずめはこれだけで終わった。同釣者は8:50過ぎにシンキングペンシルのボトムサーチで42cmのハマチを1匹キャッチするが、午前中は他に反応はなかった。周囲では、サワラ、ブリなどを含む青物が時おり、上がっていた。
エサなしサビキでアジ爆釣
14時16分、筆者は「ジグパラ ショート オールグロー 40g(メジャークラフト)」に変えてすぐ、サゴシカッターを食らう。
精根尽きた筆者は、気分転換に持ち合わせていたサビキ針(「小アジ専科 ツイストケイムラレインボー」Tポートオリジナル(ハヤブサ))に10号オモリを付け、これもまた携帯していた、特殊な生エサとワームのハイブリッド釣りエサをひとつおき、針に付けてみた。
このエサにニオイが魚を刺激するのか、15:00から始めたアミエビなしサビキ釣りでは仕掛けを落とすごとに豆アジ、小アジが釣れた。中層の上のほうからボトムの上のほうで反応が良かった。
レンジまで仕掛けを落とし、竿を上げた状態で糸を指で止め、竿を適当な速さで下ろしていく。たいてい、フォール中にアジが針を食ってきた。
アミエビを使わないため手返しがよい。1ドロップ1〜2キャッチであっという間に90分が経ち、結果は豆アジ小アジ80匹を釣り上げた。青物ぼうずながらも、嬉しいおみやげを持って寄港した。
<夕日とぼうず/TSURINEWSライター>
岸和田一文字