これからやっと水温が下がり、遅れていたシーズンも到来しそうなのがアジングである。もちろんシーズン初期でも小型がまだまだ多い中で良型を釣ることができたのだが、そろそろ尺サイズ(30cm)を超える大型が入ってくると予想し、昨年12月10日の夜に釣友の谷口氏とともに熊本県天草市に向けて車を走らせた。
キャロライナリグで!
今回の釣り場は、牛深ハイヤ大橋下の海峡である。
釣り場に入ると、まだまだ上げ潮が動いておらず、沖の表層では何も反応がない。取りあえず上げ潮が動くまでにタックルの準備をして待つ。
ここではジグヘッドリグでも釣ることはできるが、大型を狙うにはやはりキャロライナリグを使用してボトムを探るに限る。
潮の動き出しは潮が緩くて根掛かりするので、まずはリグのウエイトを軽くしておいて、潮の速度が上がってきたら重くしていくのが快適に釣るコツだ。
ようやく潮が動き始めた。
しばらくすると潮目ができて、たまに小型がライズし始めた。
ここからがチャンスタイムのはずだ。
ワームサイズ上げて良型!
早速、MキャロLの9.5gをアップクロスにフルキャストし、潮目のボトムを潮下にドリフトさせながらアタリを待つ。
するとツツッというアタリがある。
やはり、まだまだ小型だらけのようだ。
しばらくするとフォール中にヒットし、釣れたのは18cmほど。
その後もキャストを繰り返すが小型しか釣れず、良型の姿は見られない。
小型が先にバイトしてくるから、ワームのサイズを上げたらどうかな?と細身のものからファットボディーのものに替えて、小型が吸い込みにくくしてみる。
すると、これが功を奏し、ドリフト中にコツ……ググ……ジー!と今までにないアタリがありヒット!
流れに乗るので、よく引く。
口切れしないようにゆっくりと寄せて抜き上げる。
キャッチしたのは23cmだ。
潮のヨレで良型連発!
いいサイズが回ってきたか?とキャストを繰り返すと、決まった潮のヨレで20~26cmを5尾ほど釣ったぐらいで、強いアタリがありヒット。
流れに乗って、たまにドラグを鳴らす。本流は引きが強いので耐えて、反転流に入ってから寄せて抜き上げてキャッチ。
30cmジャストの尺アジだった。
あまり良型をキャッチしてない谷口氏を呼び、私の釣座付近で釣りをさせると、すぐに「花田さんきました!」との声。
慎重に抜き上げてキャッチしたのは、これまた尺アジだった。
谷口さんも尺アジをGET!
今後の展望
これからサイズアップだ!と意気込んだが、その後は時合いがすぎたのかアタリがまばらとなり、ぽつぽつと25cm前後を追加した後、尺超えサイズの群れは姿を現さないまま夜明けとなり、納竿となった。
今回はシーズン本格化の突入期に釣行したが、良型が少なく、小型が多かった。
今回はベイトであるキビナゴのサイズが小さく、数も入ってない状況だったので、これから大きなキビナゴが数多く接岸するようになれば尺サイズの群れも入るようになるだろう。
これからも状況を探っていきたと思う。
皆さんもこの激流のアジングを楽しんみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース版 APC・花田浩晃 /TSURINEWS編>
牛深ハイヤ大橋周辺