伊勢湾奥では例年晩秋になると、工場の温排水に死滅回遊魚が集まってくる。今年は大半がイケカツオだが、仲間の話では少ないながらメッキもいるらしい。という訳で12月9日、下げ潮のタイミングで三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭に出かけた。当日はライトジギング・ウルトラライトエギング・ライトロックゲームで10目達成を目指す!
ライトロックゲーム開始!
ひと口に根魚といっても魚種によって着き場は微妙に違う。もちろん同じ場所でも釣れるが、的確な釣り分けができないと短時間でのコンプリートは難しい。
そこで、まずは比較的浅場に入っているクロソイとタケノコメバルから狙っていく。1gのジグヘッドでボトムを探り、10分弱で2目を確保。サイズは極小だが、この際それは我慢しよう。
次はムラソイ。この魚は、水面直下の障害物に着いていることが多い。
壁際にルアーを通すと一発でヒットしたが、抜き上げてみればまさかのメバル。これはこれで1目だが、その後も釣れるのはメバルばかり。
あと1目が遠い・・・
再度移動し、カサゴを追加し残り1目。ここもムラソイの実績場だが、混在しているカサゴが元気すぎる。9時までにそろう予定が、ヤバそうな雰囲気になってきた。
こうなれば最後の手段だ。明暗の境にキャストし、仕方なくセイゴで10目。
どうにも納得できず9時半まで粘ったが、結局ムラソイの顔は拝めないままタイムアップとなった。なかなか思うようにはいかないものだ。
最後はセイゴで十目達成
温排水周りのメッキは、年末に工場が停止するまでの期間限定。ヒイカもそろそろ終盤戦となるが、根魚はこれからが盛期。
楽しい冬のベイエリア、一度出かけてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志/TSURINEWS編>
霞ケ浦ふ頭